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実店舗とネット通販サイトを巧みに組み合わせるヨドバシ

2013年12月11日 05時59分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 アマゾンの成長は踊り場にあるのではないか――そんな着想から「対アマゾン 流通本土決戦」と題する特集を掲載したアスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)。ECサイトで、リアルの実店舗で、さまざまな工夫からネット通販の王者とも言えるアマゾンに抗する国内企業を紹介しているが、本誌で触れなかったヨドバシカメラもまた、アマゾンに屈しないサービスを展開している。

 主要駅の徒歩圏に実店舗を構えることで成長してきたヨドバシカメラは、カメラをはじめ家電製品や関連商品などを取り扱う。ネット通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」では、こうした家電製品全般に加え、書籍や文具、おもちゃ、日用品、化粧品、スポーツ・アウトドア用品など、取り扱い商品の拡充を果たしてきた。

 実店舗とネット通販サイトを上手に使いこなせる取り組みとして、ヨドバシカメラでは「ネットで注文・店舗で受け取り」サービスを展開していたが、8月23日には、同サービスの対象商品数を約30万アイテムから約182万アイテムに一気に拡大。実店舗とネット通販サイトで扱う全商品を対象とすることにした。ネット上で注文した商品を実店舗で受け取れるというこのサービスは、注文後に最短30分で受け取ることが可能。12月5日には、受け取り可能な時間帯を一部の店舗で24時間対応にすることを発表。サービスの拡充を図っている。

 一方で12月6日、スマホ用ショッピングアプリ「ヨドバシ」に「外部ストア連携機能」と「価格比較機能」を追加した発表。12月6日にiPhoneに対応し、12月中旬にはAndroidおよびKindleに対応予定だ。「外部ストア連携機能」では、バーコード商品検索結果にヨドバシカメラ以外のインターネットショッピングストアの価格や在庫等の情報を表示。その表示結果から外部ストアへ直接アクセスできる。サービス開始時点で連携可能な外部ストアは、「Yahoo!ショッピング」や「東急ハンズ ネットストア」、「なんでも酒やカクヤスネットショップ」、「SEIYUドットコム」などだが、今後は順次追加を予定している。「価格比較機能」では、「ヨドバシ・ドット・コム」に掲載の価格と外部ショッピングストアの価格を本アプリ内で比較できる。

 「オンラインで調べて、店舗でショッピング」と「店舗で見て触って、オンラインでショッピング」の双方に対応し、さらに「オンラインで注文した商品の受け取りを、自宅と店舗で選べる」のがヨドバシカメラ。ユーザーのショッピングスタイルに対応するヨドバシカメラのサービスはどのように成果を上げるだろうか。

iPhone対応「ヨドバシ」ショッピングアプリの画面一例

iPhone対応「ヨドバシ」ショッピングアプリの画面一例

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