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最新技術、最新パーツを活用する極上PC自作 第2回

スマホ/タブレットとの連携もバッチリのNFC活用“ものぐさ”PC生活

2013年12月13日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 1回目は、スマホ/タブレットと連携することで、PC向け大人気ネットワークゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」の遠隔プレーから、キー入力やマウス操作、PCの電源オンまで、より便利&快適なPCを組み立てられる次世代無線LAN規格の11ac対応マザーボードと、ASUS独自の無線LANツール「Wi-Fi GO!」を紹介した。

 最新技術、最新パーツを活用する極上PC自作の2回目は、“レッツものぐさ”をキーワードに、さらに快適&便利なPC生活を過ごせるPCの自作を目指してみた。

 「Windows 8/8.1」を導入した自作PCとマルチタッチ対応液晶ディスプレーを組み合わせることで可能になるキーボード、マウス不要なタッチ操作も、”ものぐさPC“自作への道のひとつだが、タッチ操作しやすい場所の確保や最安クラスの製品でも、従来の液晶ディスプレーの倍近い3万円前後と、ちょっと導入するには敷居が高い。

 そこで注目したのがスマホ/タブレットでおなじみの“NFC”機能だ。「え、WindowsでもNFCって使えるの?」と思うかも知れないが、タブレットでの使用も考慮された「Windows 8/8.1」はOSレベルでNFCをサポートしている。

プログラムしたNFCタグをかざすだけで、パスワード入力不要でWindowsにログインしたり、日々チェックしているウェブサイトを立ち上げたり、PCをものぐさ操作

 そこで、NFCタグをNFCリーダー/ライターにかざすことで、Windowsログオンやアプリケーションの起動といったさまざまな操作ができるPCにチャレンジしてみた。

そもそもNFCってなに?

 NFCは、「Near Field Communication(近距離無線通信)」の略で、無線でやりとりするための国際標準規格になる。

 10cm程度の短い距離になるが対応する機器同士をかざすだけでテータ通信が可能になっており、おサイフケータイの決済システムやワイヤレスヘッドホンなどとの接続認証、画像を含むプロフィールなどの小さなデータの交換(P2P)、NFCタグにかざすだけで、ウェブの表示やツイッターでのつぶやきなどを実行するといったことに活用されている。

かざすだけで、ウェブページの表示やWi-Fi設定の切り替えなどが行なえるNFCタグの読み書き機能が便利

 スマホ/タブレットだけでなく、Windows 8搭載PCにもNFCリーダー/ライター機能を備えるモデルが登場している。また、国際標準規格とあって海外でも普及が進んでおり、マクドナルド(オーストラリア)ではNFCタグにかざすだけで、マクドナルドの専用アプリがダウンロードできるようになっているなど、NFCを活用したサービスが続々と登場。NFCは覚えておきたい注目技術のひとつといえるだろう。

Android4.0以降の端末には、ネットワーク設定にNFCを使った「Androidビーム」機能(P2P通信)などの設定がある

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