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スマホで始める「音楽アプリ部」 ― 第25回

ガチな初心者が音楽を演奏した気になれるiPhoneアプリ

2013年12月08日 15時00分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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Chordana Tap

 はじめまして。ASCII.jp音楽アプリ新入部員です。本来であれば、藤村亮さんがアプリを紹介するはずだったのですが、現在ヨーロッパでライブツアー中のため、代役として呼ばれました。

 とは言ったものの、今まで触れた楽器はピアニカ、リコーダー、カスタネットぐらい。音楽自体は好きですが、あくまで聴くことと誰かが演奏しているのを観ることが好きなのです。

 そんな私が見つけたのは、カシオ計算機からリリースされているiOSアプリ「Chordana Tap」。画面上の楽器を使って、自分の好きな曲の伴奏体験をするものです。iTunesから伴奏したい楽曲を選択すると、独自の解析技術「Chordana」を用いて曲のコード進行を検出。解析された楽曲を再生しながら楽器をタップすることで伴奏していきます。これなら私にもできるのでは? と思い、試してみました。

Chordana Tap(コーダナ タップ) App
価格無料 作者CASIO COMPUTER CO., LTD.
バージョン1.0.2 ファイル容量286.4 MB
カテゴリーミュージック 評価(4)
対応デバイスiPhone 4以降、iPad 2以降、およびiPod touch(第4世代)以降 対応OSiOS 5.0以降

 楽器初心者のためのアプリはさまざまあります。直感的に操作すればそれっぽい音楽ができあがるもの。楽器そのものをiPhoneやiPadに上手く収め、演奏しやすいもの。それはそれで扱いやすく、かつ安価で入り口としては入りやすいかと思います。

 ただ、そういうアプリに対して「お手本がほしい」と思うときもあります。どうやったらアプリを使いこなすことができるだろうか。曲を演奏できるようになるだろうか。手探りでやっていく必要があるからです。自分なりの使い方をすればいいし、そういうアプリである、とわかってはいても、使いこなせなくて飽きてしまう可能性も。

 そこへいくとChordana Tapは、自分がiTunesで聴いている音楽に対し、伴奏するという形で音楽を始められます。イチから作るのではなく、元から完成した曲をアレンジしていくので、ビギナーにとってハードルが低い。音楽を始めたいけどがんばりたくない、という若干後ろ向きな人に最適な感じもします。

伴奏はデモ曲でも可能。プリセットで3曲入っています

自分でも音楽ができる! と思える人のためのアプリ

 実際に使ってみるとまず、操作のしやすさを感じました。曲の進行画面と楽器演奏面が分かれており、曲を再生すると、進行に合わせ楽器を弾いていけばいいとすぐにわかります。Chordanaで解析された曲は和音ごとに色分けされ、楽器も曲の進行に合った和音を鳴らすことが可能。どこで楽器を鳴らしてもそれなりに曲に合った伴奏ができます。

楽器の画面は大人の指で第一関節部分程度の大きさ。小さいように感じられますが、誤操作もなく演奏できます

 楽器はギター、ピアノ、リズムパッドの3種類。音色はギターがスティールとナイロン弦のもの。ピアノはアコースティックとエレクトリック。リズムはDRUMやBASSなど、計10種類あります。音色は1データ100円で追加も可能です。

右上の「?」をタップすると、画面全ての説明が。「楽器を選択」でギター、ピアノなどを選択できます

 操作のしやすさとは裏腹に、演奏については多少難しく感じました。曲の進行画面には色付けとアクセントとなる丸が表示されているだけ。あとは自分が楽器を弾いた履歴が淡々と残っていきます。

 そのため、最初はどこで何を鳴らそうか考えてしまいます。また、いくら曲と鳴らした和音が合っていても、伴奏としては合っていないこともあります。これは同じ曲で何回か演奏していくうちに感覚で覚えていくので、慣れていくしかないでしょう。

 逆にいうと、数回練習すれば、曲に合う伴奏になっていきます。録音機能を使って、自分がどんな演奏をしたのか聴き返せばより速く慣れていきますし、進行画面に履歴が残るので便利です。

自分が演奏した履歴として☆マークが追加。録音後にまた曲を再生すると右の画面のような履歴が残されます

 テンポやキーをいじる、あるいは曲のボーカルをミュートする機能も付いています。たとえばスピード感のある曲はテンポを遅くし、解析した曲本来の伴奏が聴きたいというときに、ボーカルの音を弱める、という使い方ができます。

曲のキーは+12から-12まで、テンポは200%から50%まで設定可能

 一通り機能を使って感じたことは、Chordana Tapは演奏の体験をするアプリだということです。これで楽曲が作れたり、曲の作り方を覚えられる、というわけでもありません。次第にコードを理解したい、もっと弾けるようになりたいとなると、当然不満が出てくることもあるかと思います。

 「もっと楽器を使えるようになりたい」と思えるようであれば、次にコード進行を覚える、譜を読めるようにするなど、段階を踏んでいくと面白いかもしれません。そういう意味ではやはり楽器初心者のためのアプリと言えます。

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