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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第333回

最強の猫撮りコンデジを発見! オリンパス「Stylus 1」

2013年12月06日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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農家の入口。私が別の猫を撮ってたら遠くでひょっこり顔を出してこっちを見てた長毛のふさふさ猫。望遠で見つめ合ってみた(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

農家の入口。私が別の猫を撮ってたら遠くでひょっこり顔を出してこっちを見てた長毛のふさふさ猫。望遠で見つめ合ってみた(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

 2013年最強の猫撮りコンデジを発見した……気がする。オリンパスの「Stylus 1」(スタイラス ワン)である。

 まあ、コンデジというにはちょっとデカいけど、私が欲する機能がほぼ詰まってるのだ。

一眼レフっぽい、というか同社のOM-Dそっくりの「Stylus 1」。“ミニOM-D”と呼ばれることも。28-300mm相当の10倍ズームでF2.8というレンズを持ち、チルト式モニターとEVFの両方を備えてる

一眼レフっぽい、というか同社のOM-Dそっくりの「Stylus 1」。“ミニOM-D”と呼ばれることも。28-300mm相当の10倍ズームでF2.8というレンズを持ち、チルト式モニターとEVFの両方を備えてる

 1番の魅力はレンズが明るくて高倍率なこと。20~30倍ズームレンズのコンデジはたくさん出てるけど、大事なのは性能。

 Stylus 1は28-300mm相当の10.7倍ズームながら、ズーム全域でF2.8という明るさなのだ。えっと、つまり、普通のコンデジは望遠にするとシャッタースピードを落としたりISO感度を上げなきゃいけなかったけど、Stylus 1はそんなことないのである。だから近寄れない猫もキリッときれいに撮れる(冒頭写真)。

午後遅く、日陰の暗いところでくつろいでた猫。レンズが明るいので多少暗めの場所でもOK。しゃがんで遠くからこっそり狙ってみた。左上と左下がもやっと緑色になってるのは、手前にあった低木がボケて写ってるから(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

午後遅く、日陰の暗いところでくつろいでた猫。レンズが明るいので多少暗めの場所でもOK。しゃがんで遠くからこっそり狙ってみた。左上と左下がもやっと緑色になってるのは、手前にあった低木がボケて写ってるから(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

 2番目の魅力はモニターがチルトすること。猫は立体的に動くので地面にいることも塀の上にいることもある。だから、いろんなアングルで撮れるチルト式モニターは必須。

 さらにStylus 1はEVF(要するにファインダー)も持ってるのでしっかり覗いて構えて撮ることも、背面モニターでフリーアングルで撮ることもできるのだ。要するに一眼レフっぽい撮り方もコンデジっぽい撮り方もできるということ。

 モニターを開いてしゃがんで望遠で近寄れない猫や人が入れないとこにいる猫をこっそり撮れるのである。

「にゃあ」と鳴いた瞬間を狙ってみた。口の開き具合がちょうどよくてたまらん(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

「にゃあ」と鳴いた瞬間を狙ってみた。口の開き具合がちょうどよくてたまらん(2013年11月 オリンパス Stylus 1)

 AFが速いのも魅力だ。猫の一瞬のタイミングはAFが速くないと逃しちゃう。あ、と思った瞬間に撮れる速さは大事なのだ。

 猫が鳴いてたら口を開いた瞬間を撮る。これはポイントが高い!

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