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なれる!SE 間違いだらけの?IT用語辞典(中二版) ― 第38回

生命を刈り取る「不死の軍団」みたいなIT用語

2013年12月05日 18時00分更新

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なれる!SE-第38回

 システムエンジニアの過酷な実態をコミカルに描く電撃文庫の異色作『なれる!SE』。本企画は、その主人公&ヒロインである桜坂工兵と室見立華による“中二っぽい”IT用語の解説コーナーだ。


このコーナーはIT用語の中でも特に中二っぽい単語(※)を取り上げ、その意味と語感のギャップをゆるく楽しんでいくものです。


優秀な中二病の少年少女をIT業界にスカウトすべく始まったこの企画。今回もガンガン攻めていくわよ。


こほっ、けふっ……こほんっ。


何、風邪引いたの? 気をつけてよね。今みんな忙しくて体調崩すわけにいかないんだから。マスクくらいしてきなさいよ。


風邪? いやいや、室見さん、何言ってるんですか。これは不治の病……僕の身体が限界を迎えている証拠なのです。


……は?


生まれてすぐ余命数年と宣告され、薬と治療でなんとか生きながらえていたもののもはや万策も尽き……あと数日ともたない命。


よく入社時、健康診断通ったわね。


とにかく! 今回のテーマは『病弱』です。不治の病ってなんとも言えないもの悲しさとロマンが同居してますよね。吐血して掌の血を見ながら『はっ……散る時はあっという間だな』とつぶやいたり。


確かに……学校にいたわね。わざとらしい咳して掌を見つめる子。あと心臓押えて『残された時間は少ないな』とかつぶやく男子。


サムスピの右京を例に挙げるまでもなく、『病弱な天才』って中二キャラのテンプレですからね。誰もが一度は喀血の真似をすると思いますよ。多分全人口の76%くらいは。


根拠のない数字でデマ広げるんじゃないわよ。しかし、世の中には望んでも健康を手に入れられない人もいるのに、わざわざ病気の振りをするとか……酔狂よね。


結局差別化なんですよね。他とは違う自分を演出するための舞台道具、それが時に眼帯だったり吐血のジェスチャーだったりする。


うわ、なんかいきなり分析し始めた。


いや、さすがにこれだけ連載回数重ねると中二病の本質が分かってきて。要は個性への憧れ、渇望なんです。人と違う存在になりたい! 特別に見られたい! これって別段中学生に限らず、どの年齢でもある思いですよね。だからこそ高二病、大二病、社二病なんて類似症例が広がっていくわけです。人は何歳になろうと特別扱いされたいものですから……。


なんか教訓風にまとめてるのがむかつくけど、まぁ納得できるわね。個別個別のケースから本質論を突き詰めるとか……うん、成長したじゃない、桜坂。


えへへ。


というわけで、あんたの成長を祝して今回は私がお題を選ぶわ。テーマ『病弱』に沿ったIT用語を!


いえーい! ……って、え?(病弱なIT用語?)。


(※)思春期の男の子女の子がぐっとくるようなカッコイイフレーズ、名前。ポーズをつけて叫んだりするとなお可。ただし大人になってから同じ単語に接するとなぜか赤面してしまう不思議。

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