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Officeで始める快適Mac生活 第3回

Officeは考えるための道具 ~アウトラインを活用する~

2013年12月05日 11時00分更新

文● 海上忍

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PowerPointでアウトライン文書をインポート

 作成したアウトライン文書は、PowerPointでインポートすることが可能だ。注意点は1つ、保存するときに Wordフォーマット(docx)ではなくリッチテキスト(rtf)を指定すること。あとはメニューバーにある [挿入] メニューから [スライドの指定] 、 [アウトライン表示...] の順番で選択し、アウトライン文書(rtf)を指定すれば、選択中のスライドにアウトライン文書がインポートされるはずだ。

PowerPoint上では、[アウトラインからスライドを挿入] を選択することでも、Wordで作成したアウトライン文書をインポートできる

 インポートすると分かるが、アウトラインモードで作成した大階層(第1階層)は、自動的にスライドのタイトルとして利用される。中階層、小階層の構造も保たれているので、あとは体裁を整えるだけだ。

Wordで作成したアウトライン文書が、構造を崩さず PowerPointにインポートされていることが分かる

 なお、アウトラインモードでフォント(文字種)や文字サイズを設定しておけば、PowerPointでインポートしたときに引き継がれるが、書式設定などデザインに関連する作業はPowerPoint側で行なうよう統一したほうがいい。Wordではあらすじを充実することに専念し、PowerPointでは"見せる"ことに徹したほうが機能特性からしても合理的だ。

 今回は、アウトライン機能を軸としたWordとPowerPointの仕事効率化を考えたが、実際のところ作業の効率化において効果があるのは「ショートカットキー」に代表される操作テクニックの部分だ。Office for Macならではの操作術も取り上げていきたい。

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