マカフィーは、日本のユーザーを狙った、電話番号を密かに盗むAndroidチャットアプリがGoogle Play上に存在するとして注意を呼び掛けていたが、29日、韓国ユーザー向けの同様のアプリも発見したと発表。日本語のキーワード検索でもリストに出現するため、公式ブログで注意喚起している。
日本ユーザー向けの不審なアプリはチャットアプリだったが、韓国ユーザー向けはほとんどがアダルト関連のもので、マカフィーでは約120アプリを確認。今年11月初めからGoogle Play上で公開され続け、Google Playでの統計によると、ダウンロード総数は少なくとも17万件、最大で64万件に達しているようだ。
アプリを起動すると事前の通知や承諾確認なしに端末の電話番号を取得し、密かにアプリ開発者のWebサーバーに送信される仕組み。しかし、これらのアプリは機能として電話番号の取得が不要であるため、電話番号の詐取を目的として設計されている可能性が高い。
ユーザーインターフェースでサポートしているのは韓国語のみだが、Google Play上でアダルト関連の日本語キーワードでアプリ検索するとこれらのアプリも検索結果に表示されるため、不用意にダウンロードして起動することがないように注意が必要だ。
不審なアプリの一例
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■マカフィー公式ブログ
