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アパレル・ファッションの集客はSNSよりスマホアプリ

2013年11月27日 17時50分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 共通来店ポイントサービス「スマポ」を提供するスポットライトは27日、全国の百貨店、商業施設やアパレル・ファッション関連小売業(製造小売SPAを含む)の販売員181名を対象にした調査の結果を発表した。

 このうち「来店者の5割以上がスマホ保有者」と回答したのが74.6%にのぼり、スマホが普及している状況がうかがえるなか、それが集客の方法の変化に表れているようだ。

 「新規のお客様へお店情報を届ける手段」として効果的な施策を尋ねると、LINEやTwitter、FacebookなどSNSへの書き込みに効果があると回答したのは49.6%である一方、アプリなどを使ったスマホのプロモーションに効果を感じたのは62%にのぼった。

 また、プロモーションの方法としてDM(ダイレクトメール)とスマホアプリの2つで「1年前の来店促進効果を1年前と現在を比較」してところ、61.2%が「1年前に比べてDMの効果が減ってきている」と答え、逆に71.8%が「1年前に比べてスマホを使ったプロモーションの効果が増加している」と回答した。なお、店舗の現場で売り上げに効果的なアプリは1位が「来店するとポイントやクーポンが貰えるアプリ」、2位が「ファッションスナップが見られるアプリ」、3位が「ブランドのオリジナルアプリ」。

 スマホの普及によるビジネスチャンスは、アスキークラウド10月号(8月24日発売)の記事「無印良品も活用の『循環型O2O』はクーポンよりも効果的 つぶれかけた釣船店がスマホで急浮上」でも触れているが、今回の調査では、アパレル・ファッションでも同じ効果が見られる。

 なお、アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)では「ハズレなしの最新コーデ提案 雑誌化するECサイト」と題した記事で、アパレル・ファッションを扱うECサイトの売上アップ法をまとめているが、こうしたECサイトもスマホからのアクセスが大半を占めているという。集客のアイテムとしてスマホは欠かせない存在となっている。

店舗の現場で売り上げに効果的だと思われるアプリ

店舗の現場で売り上げに効果的だと思われるアプリ

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