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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第30回

名刺をその場でデータベース化できるiPhoneアプリを徹底解説

2013年11月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 ビジネスで交換する名刺は、あっという間に溜まってしまい、まともに管理している人は少ないだろう。しかし、せっかく人脈を構築するチャンスなのだから活用したいところ。そこで今回は、名刺を写真に撮ってデータベース化できる「WorldCard Mobile」の使い方を紹介する。

名刺を撮影したら、文字列を認識して自動登録してくれる

名刺を交換したら直後に登録する

 溜まった名刺をまとめてスキャンし、管理しようと思ってもなかなか実行に移せない。どうせなら、名刺を交換したら直後にデジタル化してしまえばいい。「WorldCard Mobile」なら、名刺をiPhoneのカメラで撮影し、認識した文字列の間違いをチェックするだけで済む。さらに、分類管理も可能で、データベースからメールしたり電話したりできる。

WorldCard Mobile - 名刺認識管理 App
価格1000円 作者Penpower Technology Ltd.
バージョン6.1.0 ファイル容量32.8 MB
カテゴリービジネス 評価(4)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.0以降

 名刺を登録するには、まずカメラ機能を起動。枠内に収まるように名刺を撮影する。きちんと撮影できれば文字の認識精度は高い。とはいえ、名刺によってデザインはばらばらなので、間違った項目に登録されてしまうこともある。フォントが特殊だったり、文字が小さいと誤認識も起きる。そんな時は、画像を見ながら修正すればいい。名刺1枚なら、通常1分程度、表裏を取り込んだうえ修正箇所が多いなら2~3分というところ。会議の後の休憩や電車での移動時間に済んでしまうだろう。

アプリの起動画面。とりあえず、名刺を撮影するなら「Camera」をタップする。登録済みのデータを閲覧するなら「Card Holder」をタップ

初回起動時には、認識精度を上げるためのTIPSが表示される。確認したら「次から表示しない」を選ぼう

名刺を撮影する

撮影後、自動的に台形補正や明度の調整を行なう。OKであれば「終了」をタップ

上部アイコン左から
撮影画面に戻る
裏面を続けて撮影する
次の名刺を続けて撮影する
画像認識を開始する
下部アイコン左から
認識させる言語を選ぶ
左に90度回転させる
右に90度回転させる

項目の編集画面が開く。基本的にきちんと取り込めている。漢字のふりがなが違うのは仕方がない。画像部分はドラッグして動かせる

なぜか電話番号は登録されているのに、メールアドレスが認識されなかったので、画像を見ながら追加する

名刺を登録できた

 これで名刺の登録は完了。あっという間だ。横長の名刺や裏面にも情報が記載されている場合は、もう少し手間がかかる。

名刺の向きが90度傾いているので、回転ボタンをタップ

向きを調整したら、上部の裏面撮影ボタンをタップ

裏面も撮影し、同様に回転させる

この名刺は英語の住所表記もあったが、市区町村の所に「Tokyo」と入力されてしまった

 実際のところ、完璧に認識され修正一切なし、ということの方が少ない。多かれ少なかれ修正は発生するが、それほど手間はかからない。また、すべての項目を完全に入力する必要もない。例えば、企業のURLは検索すれば見つかるので、手動で入力しなくてもいいだろう。会社名と名前だけは確実にチェック。電話するケースが多いなら電話番号、メールするケースが多いならメールアドレスを優先的に確認すればいい。裏面に個人情報が載っていないなら、単に画像として保存するくらいの運用法が負担にならずに済む。

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