Q4:データの移行が面倒なのでは?
A4:ツールを使えば簡単。手動でも可能
Windows 7からWindows 8.1にアップグレードする場合は、個人用ファイル(ユーザー名のフォルダーに保存されたファイル)を引き継げる。Windows XPやWindows Vistaを使っている場合は、クリーンインストールが必要になるので、自分で移行する必要がある。手動で行なうとしても、USBメモリーや外付けHDDにファイルをコピーして、Windows 8搭載PCにつなげばいいだけなので、それほど手間はかからない。
難しいことなしにデータを移行するなら専用ソフトを利用するのが手軽。AOSテクノロジーズの「ファイナルパソコン引越し11plus」なら、専用のUSBリンクケーブル付きで6200円。Windows XP搭載PCとWindows 8搭載PCをつなぎ、3ステップでデータを移行できる。マウスコンピューターは、全製品に「ファイナルパソコンデータ引越し9 plus」を添付しているので手間が省ける。
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さらに手間をかけたくない、というならメーカーのサービスを利用する手もある。前出のマウスコンピューターは開梱・設置からセットアップ、データの移行までパックにした「PC買い換えプレミアムパック」を2万9820円で用意。東芝は、新旧2台のPCを預け、データの引っ越しを行なってくれる「東芝PC移行作業代行サービス 引き取りサポート(データ引っ越しパック)」を実施している。2013年10月16日~2013年12月31日にPCを購入したユーザーなら、会員登録することで無料になるキャンペーンも行なっているので見逃さないようにしよう。
Q5:Windows 8.1にしたらごてごて機能で起動遅くならない?
A5:Windows 8.1搭載PCならWindows XP搭載PCより劇的に高速
Windows XP時代は、いろいろなソフトをインストールすると動作が重くなるという現象が出ていた。そのため、高機能なほどもっさりするというイメージがあるが、そんなことはない。Windows 8.1は「ハイブリッド・ブート」という高速スタートアップ機能を搭載し、起動時間が大幅に短縮されているのだ。ハイブリッド・ブートは、従来の休止状態とシャットダウンの真ん中のような機能で、通常起動時の初期化動作を飛ばすことができる。古いPCだとハイブリッド・ブートが使えないこともあるが、それでもWindows 7よりも速く起動するので問題なし。Windows XPとは比べものにならないくらい、あっという間に起動するので驚くことだろう。
そもそも、最近のPCはローエンドのものでも、一般的なWindows XP搭載PCよりははるかに高スペック。すべての動作がサクサク動くように感じられるはずだ。
Q6:Windows 8.1にアップグレードできるの?
A6:環境に寄るので専用プログラムでチェック
Windows XPの推奨スペックはCPUがPentium 300MHz以上、メモリは128MB、HDDは空き容量1.5GBといったレベル。8の要件は、CPUがSSE2などに対応し周波数は1GHz以上、メモリは1GB(32bit)または2GB(64bit)、HDDの空き容量は16GB(32bit)または20GB(64bit)となる。発売当時のPCにWindows 8.1をインストールするのはほぼ無理だと思った方がいい。
ただし、ダウングレード権などを利用し、スペックの高いPCを利用している場合はアップグレードが可能なケースもある。「Windows 8 アップグレード アシスタント」を利用してチェックしてみよう。
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