いろいろな統計を見ても、日本には1000万匹を超えるワンコがいるらしい。日本の世帯数を仮に5000万世帯と考えると、5世帯に1匹のワンコがいることになる。
そんなペットの代表格でもあるワンちゃんの健康管理を目的にはじまったクラウドサービスである「わんダントサービス」を衝動買いしてしまった。わんダントサービスは、「わんダント」と呼ばれる愛犬の首輪に取り付けた小型のハードウェアから収集したワンコの運動データをクラウドで管理するサービスだ。
FeliCa対応のワンコ向け次世代首輪デバイス「わんダント」
ハードウェアと1年間のサービスチケットが同梱された販売パッケージを開くと、わんダント本体、ボタン電池、わんダント用FeliCaポート(USBドングル)、簡易ドライバー、わんダントホルダー(専用ケース)、ベルト、スタートアップガイド、わんダントサービス利用券、取説(保証書)が出てくる。
わんダントサービスを利用するには、飼い主がおサイフケータイに対応したスマートフォン、もしくはネット接続できるUSBポート付きのPC(Macは非対応)を持っていることが前提だ。
筆者は最初、小さな可能性に期待して、NFC内蔵の「Xperia Z Ultra LTE」(海外SIMフリー版)を試してみたが、予想通りまったく動作しなかったので、PCで利用することとなった。NFCではなく、あくまで“日の丸おサイフケータイ機能”が必要なのだ。
おサイフケータイ対応のスマホを使用しているユーザーであれば、わんダント本体とペアでシンプルに利用できるが、PC経由のネット接続なら、付属のUSBインターフェースの“わんダント用FeliCaポート”をわんダントとのインターフェースとして使用することとなる。
わんダント用FeliCaポートは、パソコンのUSBポートに挿入すると”FeliCa Port/PaSoRi”(パソコン用の非接触型ICカードリーダー/ライター )として自動認識、動作し、わんダントに蓄積されたワンコの運動データを非接触で簡単にパソコン側に取り込むことが可能だ。
わんダント本体内部には、3D加速度センサー、温度計、駆動用ボタン電池(CR2032が1個)、データ転送のためのFeliCa回路などが収納されている。これらによりわんダントは、愛犬の歩数や“ブルブル”、周囲の環境温度を自動で記録し、クラウドサービスにこれらのデータを蓄積できる。
あくまで飼い主が統計的なデータを自ら見ることで、愛犬の健康管理を自主的に行なうものだ。クラウドサービスそのものが小さなビッグデータもどきを分析して、何らかのリコメンデーションやアドバイスを飼い主に提示してくれるシステムではない。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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