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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第331回

ソニーのレンズだけカメラ「QX100」で猫を撮る!

2013年11月22日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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歩いて近寄ると逃げちゃう猫でも大丈夫
ミニ三脚を使って離れた場所からiPhoneでリモート撮影

QX100を三脚に置いてiPhoneでリモート撮影の図。スマホにはこんな風に表示されるので、画面を見ながらシャッターボタンを押せばOKだ。タッチAFも使える

QX100を三脚に置いてiPhoneでリモート撮影の図。スマホにはこんな風に表示されるので、画面を見ながらシャッターボタンを押せばOKだ。タッチAFも使える

 QX100は三脚穴を持っているので、ミニ三脚と組み合わせて使うといい。遠くに猫を見つけたので三脚に装着して地面に置き、iPhoneからリモート撮影する。こんな感じだ。

上の組み合わせで撮った写真。100mm相当までズーミングできるので多少離れてても撮れる。1インチセンサーで2000万画素なのでクオリティ的にはけっこう高い(2013年11月 ソニー QX100)

上の組み合わせで撮った写真。100mm相当までズーミングできるので多少離れてても撮れる。1インチセンサーで2000万画素なのでクオリティ的にはけっこう高い(2013年11月 ソニー QX100)

 この猫、やたら人に慣れてて、あれこれQXでセッティングしてたらこっちにとことこ歩いてきて足下にごろんとしやがったのだけど、そんなときもQXの出番。ミニ三脚に置いたQXをこちらに向けて、左手で猫を撫でながら右手でiPhoneを操作して撮っちゃうのだ。

フリースタイルなカメラなので、足下にごろんとしてる猫でもばっちり……いや、多少無理はあるけど、ちゃんと撮れます。この猫、ママと呼ばれてました。鼻の頭がチャームポイント(2013年11月 ソニー QX100)

フリースタイルなカメラなので、足下にごろんとしてる猫でもばっちり……いや、多少無理はあるけど、ちゃんと撮れます。この猫、ママと呼ばれてました。鼻の頭がチャームポイント(2013年11月 ソニー QX100)

 難点はQX100とスマホをWi-Fiで接続するときにちょっと待たされることだけれども、一度つながっちゃえばあとは自由。腕だけ伸ばしてアングルや距離を変えられるから慣れると楽しいのだ。

 歩いて近寄ると逃げちゃう猫でも、腕だけなら大丈夫だったりするのでそーっとカメラを近づけて撮れる。

柵の向こう側にいた猫。隙間からQX100を持った右腕を差し入れ、ぐぐっと近づけて撮影。見た目は単なる円筒なので、ちょっとした隙間があれば撮れるのだ(2013年11月 ソニー QX100)

柵の向こう側にいた猫。隙間からQX100を持った右腕を差し入れ、ぐぐっと近づけて撮影。見た目は単なる円筒なので、ちょっとした隙間があれば撮れるのだ(2013年11月 ソニー QX100)

 片手で持てる小さなコンデジでも一緒だろ、という声がしないでもないが、レンズを身体から離してワイヤレスで撮る、というフリースタイル感覚が楽しいからいいのである。

 初代モデルなので至らない点はまだたくさんあるけれども、第2弾、第3弾とレベルアップしていってもらえるとうれしい。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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