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購入を迷う理由がない、完成型となった新型「iPad mini Retina」

2013年11月21日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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購入を迷う理由がない、完成型となった「iPad mini」

 iPad mini Retinaディスプレイモデルは、初代iPad miniで物足りなかった部分をキチンとバージョンアップして、ほぼ完成形として仕上げた製品といえる。電子書籍の閲覧では、文字中心の小説タイプ、画像中心のコミックタイプのどちらとも相性がよく、画素密度326ppiというRetinaディスプレイのおかげでルビも苦労なく読める。最低輝度が低いため、薄暗い場所でも画面があまりまぶしくない。

 64bitプロセッサーのA7を搭載したことの恩恵は、各所にある。ゲームをはじめとして、DTM、動画編集、プレゼンはもちろん、普段使いのウェブブラウズも高速だ。そういった根っこの部分もしっかりと強化されているため、iPad miniからの移行を躊躇する理由がない。初代iPad miniに対してわずかでも不満があるのなら、iPad mini Retinaディスプレイモデルに変更したほうがいい。

AndroidやWindowsのユーザーも移行しやすい

 Androidタブレットからの移行先として見た場合は、iOS 7からAndroid風な操作が増えたため、戸惑うことはあまりないだろう。Windowsタブレットからの場合は、Windows 8が、タッチ系インターフェースのメインストリームであるiOSやAndroidにヒントを得ている部分があり、かつ設定すべきことも明瞭なので、苦戦は少ないだろう。

 また、普段利用するOSの変更は、アプリの入手し直しにつながるため、そのコストをどう考えるか、もしくはフィーリングの合うアプリがあるかが大切になってくる。幸い、ビジネス方面からエンタメ方面までiOSアプリは豊富なので、不安要素は少ないだろう。アプリの豊富さも含めて、完成度がさらに高まったデバイスといえるため、iPad mini Retinaディスプレイモデルを見かけたら、まずタッチ&トライをしてもらいたい。

主なスペック
メーカー アップル
製品名 iPad mini Retinaディスプレイモデル
モデル Wi-Fi Wi-Fi+Cellular
ディスプレー 7.9型IPS液晶 Retinaディスプレイ、LEDバックライト、マルチタッチ対応
画面解像度 2048×1536ドット、326ppi
サイズ 幅134.7×高さ200×厚さ7.5mm
重量 331g 341g
CPU A7(64bit)
コプロセッサー M7モーションコプロセッサ
容量 16/32/64/128GB
フロントカメラ FaceTime HDカメラ:1.2メガピクセル(静止画)、720p HDビデオ、顔検出
バックカメラ iSightカメラ:f/.24、5メガピクセル(静止画)、1080p HDビデオ、オートフォーカス、顔検出、手ぶれ補正(ビデオ)、3倍ズーム(ビデオ)、HDR撮影
センサー 3軸ジャイロ、加速度、環境光
位置情報機能 デジタルコンパス デジタルコンパス、Assisted GPS、携帯電話通信
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、デュアルチャネル(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)/デュアルチャネル(2.4GHz/5GHz)/MIMO対応、UMTS/HSPA/HSUPA/DC-HSDPA(850、900、1900、2100MHz)、GSM/EDGE(850、900、1800、1900MHz)、CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B(800、1900MHz)
オーディオ機能 ステレオヘッドホン端子、内蔵スピーカー、デュアルマイクロホン
インタフェース Bluetooth 4.0、Lightningコネクター
カラー スペースグレイ/シルバー
バッテリー駆動時間 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間、携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間


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