スマホ向けゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の総ダウンロード(DL)数が、iOS版とAndroid版、Kindle Fire版を合わせた国内累計で2100万を突破した。11月15日付での記録だが、10月14日時点で同2000万超を達成しており、2012年2月20日のサービス開始から約1年9カ月を経た現在でも月に100万DLのペースでユーザーが拡大していることになる。
“パズドラの凄さ”は、月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)の「パズドラ&艦これがオンラインゲームを変えた」や「利用者が喜んで払う『パズドラ式課金』」をはじめ、パズドラを提供するガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)CEO森下一喜氏へのインタビュー「パズドラフィーバーは逆張りとこだわりが生んだ」といった記事で触れている。
月100万DLで成長しつつ、「いつかはパズドラのブームが終わるのではないか」と危惧する声もささやかれつつあるが、そこでも注目されるのは同誌の「クラッシュ・オブ・クランの買収で見えたパズドラの世界戦略」という記事。ガンホーは親会社のソフトバンクと手を組みフィンランドのゲーム企業スーパーセル(Supercell Oy)を買収し、ゲーム事業をグローバルに展開しようとしている。
スーパーセルは「クラッシュ・オブ・クラン(Clash of Clans)」などスマホ向けゲームアプリで、2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリで売上世界1位を記録している。また、同社は世界100カ国以上に及ぶ海外マーケティング力を持っており、これを活かし、ガンホーはパズドラなどの海外配信を積極展開する戦略だ。
一方で国内においては、月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)の「王者ポケモンに挑むパズドラ」と題した記事でまとめたように、ニンテンドー3DS版「パズドラZ」を12月に発売。スマホから携帯ゲーム機へとユーザー層を拡大させる。さらに、「月刊コロコロコミック」にコミックを連載するという新たな取り組みからメディアミックスを展開。パズドラを1つのコンテンツとして「ポケットモンスター(ポケモン)」のように飛躍させようとしている。
関連サイト
■ガンホー・オンライン・エンターテイメント
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