ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、米国とカナダで現地時間15日に発売した「プレイステーション(PlayStation) 4」(PS4)が販売開始から24時間で実売台数が100万台を超えたと発表した。
PS4の特徴は、月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)の記事「『プレステ』の新機軸はSNSとセット・トップ・ボックス」でも触れたように、ソーシャルとの連携にある。本体とセットのPS4専用ワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK4」に搭載された「SHARE(シェア)」ボタンを押すだけで、ゲームプレイの瞬間をFacebookやTwitterで共有することが可能。また、UstreamやTwitchを使用すればゲームプレイの画面をライブ配信できる。
SCE代表取締役社長兼グループCEOのアンドリュー・ハウス氏は「北米でのPS4の販売は非常に好調であり、11月29日の欧州およびラテンアメリカでの発売に向け、この勢いが持続するものと期待しています」とコメント。日本での発売は14年2月22日、価格は4万1979円を予定している。
PS4は、PS3に次ぐ単なる新機種ではない。月刊「アスキークラウド」創刊4号(12月号/10月24日発売)の特集「インディーズがゲーム不振を救う プレステ4で生まれる第二のガンホー」でまとめているように、PS3に比べてPS4はゲームソフトの開発費用が安く抑えられるため、資金が限られるインディーズメーカーでもソフト開発に参入しやすい。メーカー側にしてみればビッグヒットを生むチャンスが広がり、ユーザー側にとっては楽しめるソフトの登場に期待できる。北米・カナダでの販売好調の知らせは、不振にあえぐテレビゲーム市場の回復の兆しだとみたい。
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■ソニー・コンピュータエンタテインメント
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