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え~ぶい! 第2回

平成生まれがアナログ再生デビュー

K-ON!、ハルヒ、そしてNegicco、アナログ盤も結構楽しい! (4/6)

2013年12月02日 11時00分更新

文● ASCII.jp音楽部

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カスタマイズができる、そこが高級アナログプレーヤーの楽しさ

── では早速試聴にいきたいところですが、アナログプレーヤーって聴く前にいろいろと準備が必要だって知ってた?

八尋 「というと?」

── 組み立てたり、調整したりしないといけない。というか一体型になってる普及機的な位置づけではなくて、カートリッジやアームとかが交換できるアナログプレーヤーってどんなものか知ってた?

八尋 「いいえ」

── アナログプレーヤーはレコードを回転させるターンテーブルのほかに、アームやカートリッジ(針)、フォノイコなどいろいろな部品で構成されていて高級機になるとそれぞれを交換したりして、自分の好みの音質を追求したりできる。

八尋 「自分で組み立てて交換できるわけですか。なるほど奥が深そうな世界ですね。(調整している様子を眺めながら)そして、実際に聴く前にはいろいろと準備も必要なわけですね。いい音で聴くために手がかかるというのも実にアナログ的。ちょっとした違いで音に変化が出てくるっていうのも面白いです。PCで音楽を聴くとファイルを選んでクリックするだけですが、手順を踏んで結果としていい音が出るという過程そのものにも興味をひかれますね」

── その締めくくりとしてレコードをターンテーブルに置いて、針を落とすっていう儀式があるわけですね。心して聴こうって気分になるでしょ?

八尋 「そしてわれわれは襟を正して、アイドルやアニソンを聴くわけですね!」

レコードをかける前に、PD-171を調整してみよう

1. 水平をとる

水準器を使ってプレーヤー全体の水平をとる。PD-171の場合は足の高さを調整できるので、微調整が可能。

2. カートリッジシェルを取り付け、ゼロバランスを合わせる

ヘッドシェルという部品に取り付けられたカートリッジ(針)をアームに取り付ける。PD-171はアームが一体化されているがアームを交換できる機種もある。

アームの後ろ側にあるつまみを調節しながら、アームが水平になるように調整する。これをゼロバランスをとるという。

3. 針圧を合わせる

レコードの溝を適切にトレースするため、カートリッジごとに適切な針圧が設定されている。それに合わせて後方のウェイトを調節する。

4. アンチスケートを調整する

針先が中心に向かって滑らないように外側にも力をかける調整が必要。基本的に針圧と同じ力をかければいい。

5. レコードに針を落とす

調整が済んだらゆっくりとレコードに針を落とす。

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