スマホで始める「音楽アプリ部」 第22回

簡単操作でとっつきやすい、だけど本格派。サンプラーとしても優秀なのです

スーファミ世代必見！ ゲーム感覚で遊べるシーケンサーアプリ

ゲーム感覚で作曲ができる！
といっても出音は骨太の“使える”アプリなのです

ノッツ　とりあえず起動したんですが、どう操作すればいいんでしょう？

アンぽん　上のアイコンがそれぞれ音色になっています。音色を選択するときに上の鍵盤を指定して音階を決めて、下のグリッドに配置していくことで打ち込んでいくスタイルです。

初期設定では一小節の長さ（横のグリッド）が16ステップ、重ねられる音（縦のグリッド）が4ステップ。範囲選択やコピー・ペースト機能もあるため、打ち込みがラクチンなのも高ポイント

ノッツ　おお、出音もいい！ 可愛いし、ポップな印象そのまま……と思いきや、結構骨太な音も出るんですね。とりあえず初期設定の音を鳴らしてみていますが、左半分のアイコンがシンセ的な音で、右半分がドラム的な音になっていました。アイコンを適当に並べていくだけでも、簡単にかっこいいフレーズができました！

アンぽん　ワンフレーズできたら、左下にある「▲」のアイコンをタップしてみてください。いま打ち込んだフレーズをパターン1として、今度はパターン2を打ち込むことができます。こうやってどんどんパターンを打ち込んでいって、「INS」ボタンでパターンを組み込んでいく。それで曲を展開させていくんです。触ったらすぐわかると思いますよ。簡単でしょう？

ノッツ　操作もわかりやすいですし、これなら気負わずにどこでも起動して打ち込めますねえ。誰かに画面を覗きこまれても、面白がってもらえそう。

アンぽん　あ、じゃあ、いいことを教えてあげます。下のテレビみたいなアイコンをタップしてみてください。作った曲が再生されますが……。

ノッツ　なんだこれ！ アイコンが踊っている～！

テレビのアイコンをタップすると、打ち込んだ曲に応答するようにグラフィックが展開するモードに。ただ再生するだけでなく視覚的にも楽しませてくれるのです

アンぽん　いいでしょう、これなら画面を覗きこんだ人も楽しいですよ。

ノッツ　……といっても文字と画像だけでは、アイコンからどんな音が出るかとか、どういうふうに再生されるかとかがわかりにくいかもしれませんので、今回は動画も用意しました。

　

アンぽん　作った曲は遊べるだけではなくて、WAVで書き出しもできちゃいます。SoundCloudとかにアップしてもいいですね。

作った曲はWAVファイルでエクスポートも可能。ただ遊べるだけではありません

ノッツ　作りっぱなしじゃなくて、すぐに人に聞かせられるのはいいですねえ。それでいて手軽に作れるから、どんどん触りたくなりますね。

（次ページ、サンプラーとしても使えるのです）