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最新パーツ性能チェック 第152回

「Radeon R9 270」の登場で2万円台のVGA選びはどう変わるか?

2013年11月13日 14時01分更新

文● 加藤 勝明

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省エネとゲーミング性能のバランスは良好

 先日封切られたばかりの「Battlefield 4」では270は使えるか否かもチェックしてみたい。このテストのみGTX760を返却した後で実施したため、270単体でのテストとなる。画質は「最高」に設定し、キャンペーン1面の最初のシーン(操作できるようになってから2分間)のフレームレートを「Fraps」で測定した。

Battlefield 4 [最高画質] (単位:fps) better→

 さすが最新タイトルだけあって、270だと最低フレームレートが30fpsを割ってしまったが、それでもフルHDなら平均40fpsに到達。序盤をプレイした限りでは、時々引っかかる感じはあるものの、重くて動けない、という事態はなかった。

 マルチプレイではまた状況が異なるだろうが、とりあえず270でもバトルフィールド4の雰囲気は十分楽しめる、といったところだろう。

 最後に消費電力を測定する。「Watts Up? PRO」を使い、システム起動から10分後および「3DMark」の「Fire Strike」デモ実行中の消費電力を測定する。

消費電力(単位:W) ←better

 6ピン1系統しか必要としないGPUなので、消費電力は控えめ。スモールフォームファクター等電源の出力が限られているマシンには最適の選択といえるだろう。

6ピン×1縛りの中で最高のグラフィック環境を
手にしたい人にオススメ

 AMDは新Radeonシリーズ開発において、既存のGPUにちょっと手を加えた製品を多く出してきている。今回の270もスペック的にはHD7850のリナンバー品と言えなくもないが、低価格・省電力、そして(値段に見合った)高性能の3拍子が揃ったGPUとして多いに評価したい。

補助電源が6ピン1系統しか使えない制限下では最高のパフォーマンス。低価格・省電力、そして(値段に見合った)高性能の3拍子が揃ったGPUとして多いに評価したい

 特に補助電源が6ピン1系統しか使えない制限下で最高のパフォーマンスを追求したい時の新たな定番だ、と言ってもよいだろう。

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