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最新パーツ性能チェック 第152回

「Radeon R9 270」の登場で2万円台のVGA選びはどう変わるか?

2013年11月13日 14時01分更新

文● 加藤 勝明

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検証環境は?

 今回は時間の制約が厳しく、270の比較対象を調達する十分な時間が確保できなかった。そのため前回Radeon 280Xレビューの時に使用したGeForce GTX 760のテスト結果を参考記録として比較していく。検証機材の構成は以下の通りだ。

テスト環境
CPU Intel「Core i5-4670K」(3.4GHz)
マザーボード ASUSTeK「GRYPHON Z87」(Intel Z87)
メモリー Crucial「BLT2K8G3D1608ET3LX0」(PC3-12800 DDR3L 8GB×2)
ビデオカード SAPPHIRE「R9 270 2G GDDR5 PCI-E DVI-D/DVI-D/HDMI/DP DUAL-X WITH BOOST & OC VERSION」(Radeon R9 270)
GeForce GTX 760(リファレンスカード)
SSD Intel SSD 335「SSDSC2CT240A4K5」(240GB)
電源ユニット オウルテック「AU-850PRO」(850W、80PLUS GOLD)
OS Windows 8.1 Professional 64bit版
グラフィックドライバー Catalyst 13.11 Beta 9.2
GeForce 331.40(Beta)

フルHD解像度なら最高画質設定でも十分遊べる

 ではベンチマークの結果をざっくりとチェックしよう。一番手は「3DMark」だ。

3DMark FireStrike (単位:score) better→

 GTX760には負けてしまったが、本来GTX760は1ランク上の270Xや280が相手をすべきGPU。負けてしまうのは当然の話。ただFire Strikeで約5000ポイントというのは、2万円ゾーンのGPUとしては平均的~やや良好な印象だ。

 続いては「トゥームレイダー」に内蔵されたベンチマークモードでの性能を比較。画質は一番重い“Ultimate”を使用している。

Tomb Raider [Ultimate設定/1920×1080ドット] (単位:fps) better→

Tomb Raider [Ultimate設定/2560×1440ドット] (単位:fps) better→

 さすがに重量級ゲームをWQHD(2560×1440ドット)で遊べる程のパワーはないが、フルHD解像度なら最高画質設定でも十分遊べるパワーが出ることを示している。ただ、実際遊ぶなら画質設定をもう1段落とした方が快適だろう。

 「トゥームレイダー」はやや荷が重い印象だったので、今度は軽めの「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」を使う。公式ベンチ「キャラクター編」を使い、画質は「最高品質」、フルスクリーンモードでのスコアを比較する。

ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア [最高品質] (単位:Score) better→

 スコアの傾向は他のテストと同じ。GTX760には勝てないものの、同ゲームなら最高画質でも十分快適に遊べるものであることがわかる。

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