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電力損失によるデータ消失も防ぐ

WDの3.5インチHDD「WD Black」に新モデル、性能が最大48%向上

2013年11月12日 19時59分更新

文● 菅谷/ASCII.jp編集部

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WD Blackシリーズ、1TBから4TBの4モデルをラインアップ

 ウエスタンデジタルジャパンが11月11日、3.5インチHDD「WD Black」シリーズの新モデルを発表した。1TB・2TB・3TB・4TBの4タイプをラインアップする。

 今回発表された新モデルでは、キャッシュアルゴリズムを改善。パフォーマンスが1TBモデルで26パーセント、4TBモデルでは48パーセント向上しているという。また、新開発のHRC(High Resolution Controller)を採用。ビット処理能力が2倍になり、トラッキング精度が高まり、より正確な読み取り/書き込みが実現し、全体的な性能も向上しているとしている。

 安定性の面では、ハードディスク内部のモーターシャフトの両端を固定し、システムの余分な振動を抑制するStableTracテクノロジーを採用している。このことにより、ハードディスクの振動が軽減され、精度の高いトラッキングを実現しているとする(StableTracテクノロジーは、2TBから4TBのモデルに採用)。停電やハードディスクドライブへの電力損失によるデータ消失を防ぐCPT(Corruption Protection Technology)も搭載している。

 回転速度は7200rpm、キャッシュが64MB。2つのアクチュエーターでヘッドの位置決め精度を向上させる「デュアルアクチュエーター テクノロジー」や、処理能力を2倍にしてパフォーマンスを最大化するデュアルプロセッサー技術を搭載する。

 価格はオープンで11月15日発売予定だ。

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