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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第329回

キヤノンの高性能コンデジ「PowerShot S120」と「G16」で撮る猫

2013年11月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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PowerShot S120で超高速連写を楽しむ

「PowerShot S120」

「PowerShot S120」

 お次はPowerShot S120。レンズの望遠側はちょっと暗いけど、広角側は明るいので、近距離の猫を撮るのに向いてるのだ。

 しかも高速連写機能を持っているとなれば、そりゃあもうおもちゃを使って猫と遊ぶでしょう。

 まあ、先週の猫と同じなのだけどカメラが違うバージョンですな。

 まずは黒猫(前ページ冒頭写真)。とにかく喰いつきがよく、後先考えないでジャンプするのでこんな面白い写真が撮れた。

 でも、曇ってて影が出てないこともあるし、コンデジだと背景があまりボケないので、今ひとつ「飛んでる感」が足りない。

 よし、もう少し低い位置から撮ろう。そうすれば飛んでるのがよくわかる写真になるはず。

 というわけで、少し場所を移動し、今度はしゃがんでカメラを構え、左手でオモチャをひらひらさせてみたのだ。

 右手でカメラを構えながら左手を高く上げて誘導せねばならないので疲れるけれども、こればかりはしょうがない。

 猫のすばやい動きに対応するため、シャッタースピード優先で1/1000秒にセット&連写モードだ。広角側がF1.8と明るいからできた技である。

 その結果がこちら。よっこらしょと腕を伸ばしたけど届かなかった白黒猫。それを確認した瞬間、まだ若いキジトラがその場でピョンと大ジャンプして奪ったのである。白黒猫が「若いっていいなあ」という顔で見守ってるのがポイント。

 猫は若い方が思い切りがよくて遊んでて面白い。

 その姿を6枚連続の写真でどうぞ。その方が流れがわかって面白いから。

 ジャンプしておもちゃを捉える瞬間をゲット。よく見ると、オモチャは空ぶったけど、糸に爪をひっかけて強引に確保にいっております。

 なんかオモチャで遊ぶ猫写真が連続してしまったけど、ちょうどマイブームだったってことでご容赦を。

 オモチャの操作と撮影の両方を自分でやるのは思ったより難しかったので、今度は誰かにオモチャを担当してもらい、撮る方に専念したいですわ。それはまあいずれ。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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