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業務・教育用途で紙書類を代替

ソニー、A4電子ペーパー端末としては業界最薄となるDPT-S1」発表

2013年11月07日 18時43分更新

文● 行正和義

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高いコントラストを持つ反射型電子ペーパーEInkを採用する

 ソニーは、業界最薄(9インチ以上の電子ペーパー端末として)となるディスプレイ部の厚み約4.8mmという業務用途のデジタルペーパー「DPT-S1」を開発、2014年4月をめどに企業や教育機関向けに提供を開始する。

 「DPT-S1」は13.3インチ(EInk方式、1200×1600ドット、16階調グレースケール)のフレキシブル電子ペーパーに電磁誘導方式ペン入力対応タッチパネル、約4GBのメモリ、WiFi機能、リチウムイオン充電池などを搭載したタブレット。高コントラストのEInk電子ペーパーを使い、表示エリアはほぼA4と同サイズでなので紙媒体書類の代替しやすいものとなっている。

A4とほぼ同じサイズの表示、スタイラスよりも薄いボディでいまだに残る紙媒体書類の電子化をすすめる

 Wi-Fiのほか、microSDカードスロットを備える。本体内蔵メモリに格納できるPDFファイルは約2800。OSとしてはWindows 8/7/Vista/XP、Mac OS v10.8.3/v10.7.3/v10.6.8/10.5.8を動作させることができる。電子ペーパーの省電力により、1回のフル充電で約3週間の利用(WiFi機能OFF、PDFを1日1時間閲覧、5分間手書き機能)が可能という。

 本体サイズは幅約233×奥行き310×高さ6.8mm(表示部約4.8mm)、重量は約356g。業務・教育分野向けの製品なので一般への販売予定はないが、市場推定価格は9万8000円前後という。

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