セイコーエプソンは11月6日、GPS機能付きの腕時計GPS Sports Moniter「WristableGPS」の新製品を発表した。11月15日から、「SF-710S」「SF-510T」「SF-310G」「SF-310W」の3モデル4機種を順次発売する。
WristableGPSは、GPS機能により、距離や速度、ペースを計測し、記録できるランナー向け腕時計だ。走行停止時に自動的に計測を一時停止するオートポーズ機能や、ラップを自動計測するオートラップ機能を備える。SF-710SとSF-510Tは、本体に内蔵されたストライドセンサーにより、実測度と体振動周波数から、歩幅を絶えず学習する機能を持つ。これにより、GPS信号が入らないトンネル内やスポーツジムなどの室内でも、高い精度で歩行速度やラップを計測できるという。
低消費電力化により、毎秒測位で30時間稼働を実現したという。また、電波の乱れや誤差が生じやすいビル街や、電波の届きにくい山間部でも高精度に距離や標高の計測データが得られるようにGPSチップ、アンテナを新規開発した。従来モデルでは、GPSサーチのために、走り始める前にその場に数分留まる必要があったが、人工衛星「みちびき」対応や、GPS信号の高速サーチ、スキップ機能によりGPSサーチが完了していなくても計測を開始できるようになった。
走行時の計測データはウェブアプリ「NeoRun」にアップロードして管理・分析が可能だ。さらに、スマホ連携機能も搭載し、Bluetoothでデータをアップロードできるアプリの提供も予定されている。なお、SF-710SとSF-510Tにはよく使う機能をタップで呼び出せる機能を搭載し、走っているときでも簡単に操作できるという。