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GPS精度が向上、タップ操作に対応

エプソン、ランナー向けGPS腕時計「WristableGPS」にスマホ連携の新モデル

2013年11月06日 20時03分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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山間部を走るトレイルランニングにも適した上位モデル「SF-710S」

 セイコーエプソンは11月6日、GPS機能付きの腕時計GPS Sports Moniter「WristableGPS」の新製品を発表した。11月15日から、「SF-710S」「SF-510T」「SF-310G」「SF-310W」の3モデル4機種を順次発売する。

 WristableGPSは、GPS機能により、距離や速度、ペースを計測し、記録できるランナー向け腕時計だ。走行停止時に自動的に計測を一時停止するオートポーズ機能や、ラップを自動計測するオートラップ機能を備える。SF-710SとSF-510Tは、本体に内蔵されたストライドセンサーにより、実測度と体振動周波数から、歩幅を絶えず学習する機能を持つ。これにより、GPS信号が入らないトンネル内やスポーツジムなどの室内でも、高い精度で歩行速度やラップを計測できるという。

同社はランニング人口やマラソン大会数の増加を受けて、同社はGPS機能付きウォッチを2012年8月から販売。今回発表されたモデルは、バッテリー時間やGPS精度が改善された

 低消費電力化により、毎秒測位で30時間稼働を実現したという。また、電波の乱れや誤差が生じやすいビル街や、電波の届きにくい山間部でも高精度に距離や標高の計測データが得られるようにGPSチップ、アンテナを新規開発した。従来モデルでは、GPSサーチのために、走り始める前にその場に数分留まる必要があったが、人工衛星「みちびき」対応や、GPS信号の高速サーチ、スキップ機能によりGPSサーチが完了していなくても計測を開始できるようになった。

 走行時の計測データはウェブアプリ「NeoRun」にアップロードして管理・分析が可能だ。さらに、スマホ連携機能も搭載し、Bluetoothでデータをアップロードできるアプリの提供も予定されている。なお、SF-710SとSF-510Tにはよく使う機能をタップで呼び出せる機能を搭載し、走っているときでも簡単に操作できるという。

フラグシップの「SF-710S」(直販価格 3万4800円)。ラップや目的地到達などを知らせるバイブレーション機能、累積上昇/下降高度の計測/記録機能を搭載する。トレイルランニングにも適したモデル

「SF-510T」(直販価格 2万9800円)ストライドセンサーを搭載する本格志向のランナー向けモデル

「SF-310G」「SF-310W」(直販価格 2万4800円)GPS機能付きウォッチを初めて使うランナー向けモデル。ブラック、ホワイトをラインアップする

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