GTX TITANと真向から激突
ではベンチマークを順に見ていこう。まずは定番「3DMark」の「Fire Strike」および「Fire Strike Extreme」を実行してみた。
290XがGTX TITAN、290がGTX 780相当かと思っていたが、なんと290はTITAN相当という驚きの結果に。まあRadeonへの最適化が進んだベンチだけに、この結果は当然……なのかもしれないが、今ひとつパッとしなかった280Xに比べ、驚くべき進歩だ。SP数の増加に加えメモリーバス幅の拡大などがプラスに働いていることは言うまでもない。
次は同じくRadeon系最適化済のタイトル「Tomb Raider」を使う。画質は“Ultimate”、ゲーム内蔵のベンチマークモードを利用して計測した。どのカードも十分冷えた状態で実行している。3DMarkでもWQHD相当のテスト(Fire Strike Extreme)を実施したので、ここでも1920×1080ドットと2560×1440ドット設定で実行した。
ここでも3DMarkと同様の展開となった。GTX TITANが最高fpsで瞬間的に高い値を出すものの、平均fpsではRadeon勢に負けている(元々このテストの最高fpsはちょっとしたことで変動しやすい)。ただここでは290はGTX 780よりやや上の性能にとどまっている。
3つめのテストは、戦場シム「ARMA3」を使ってテストする。同ゲーム用のベンチマーク用シナリオ「ARMA3Mark」を組み込み、Stratis島でのシーンを再生、その間のフレームレート「Fraps」で測定した。画質は290X環境で「Ultra」設定を使用している。PhysXを使うなどGeForce系との親和性が高そうなゲームだが、どのような結果になるのだろうか。
設定が重い(それでもUltraは自動認識設定とほとんど同じなのだが)のか、全GPUともほぼ団子状態だが、290XとTITAN、290とGTX780という序列になっている。
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