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最新パーツ性能チェック ― 第150回

TITANを追撃! AMD「Radeon R9 290/290X」の戦力をチェック

2013年11月05日 15時40分更新

文● 加藤 勝明

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 先月「Radeon R9 280X」をはじめとした1万円台後半~3万円台前半のミドルレンジGPUのラインをリフレッシュしたばかりのAMDだが、今度は待望のシングルGPU仕様のフラッグシップ「Radeon R9 290X」と「Radeon R9 290」(以下、290X、290)をリリースした。

今回入手した「Radeon R9 290X」(写真左)と「Radeon R9 290」のリファレンスカード。国内流通価格は7万円台序盤~中盤といったところか

 280Xは競合価格帯の「GeForce GTX 760」を圧倒的なスペックで撃破したばかりだが、AMDファンとしてはGeForce陣営のフラッグシップ「GeForce GTX TITAN」や「GeForce GTX 780」クラス撃沈の瞬間が見たいもの。

 今回もAMDから運良く290および290Xのリファレンスカードを借りる機会に恵まれた。早速そのパワーをチェックしてみたい。

SPとメモリーは大盛り仕様!

 まずは290/290Xのスペックからチェックしてみよう。基本アーキテクチャは280XやRadeon HD 7000シリーズと同じGCN(Graphics Core Next)だが、SP数は290が2560基、290Xに至っては2816基と、先行していた280XやHD7970 GEの2048基から大きくスケールアップしている。

 SP数を増やしたことでメモリバス幅も384bitから512bitへと拡張されているほか、ビデオメモリも4GBが標準搭載。こちらもフラッグシップ級に相応しいものに引き上げられている。ただしメモリクロック(データレート)は280Xや「Radeon HD 7970 GHz Edition」よりもわずかに遅い5GHz相当(実クロック1.25GHz)に抑えられている。

各ビデオカードの比較表
  Radeon R9
290X
Radeon R9
290
Radeon R9
280X
Radeon HD 7970
GHz Edition
製造プロセス 28nm 28nm 28nm 28nm
ストリーミング
プロセッサー数
2816基 2560基 2048基 2048基
コアクロック 1000MHz 947MHz 1000MHz 1050MHz
メモリ転送レート(相当) 5GHz 5GHz 6GHz 6GHz
メモリタイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリバス幅 512bit 512bit 384bit 384bit
メモリ-容量 4GB 4GB 3GB 3GB
TDP 250W 250W
補助電源 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン
「GPU-Z」を使って290の情報をチェック。SP数やメモリ搭載量はもちろんだが、ROPやテクスチャユニット数も増えている点に注目こちらは290X。フラッグシップだけあって290よりもさらにスペックが山盛り。テスト用カードの受領時期の関係上GPU-Zのバージョンが古く、ROPやテクスチャユニット数が少なく表示されている(実際は64基/176基)
参考までに、これが280Xのスペック。使用カードはMSI製「R9 280X Twin Frozr 4s OC」なので、コアクロックが1.05GHzにオーバークロックされている
290X(上)と290(下)の基本形状はほぼ同じ。リファレンスクーラーはブロワーファン1基。先代のピカピカしたクーラーから比べると大分落ち着いた印象290/290Xは2枚差すだけでCrossFire環境が構築できるため、カード上部にCrossFire用ブリッジがない
補助電源は290/290Xともに8ピン+6ピン。両GPUの正確なTDPは明らかになっていないが、補助電源の構成的に250W以上300W以内なことは確かだ290/290Xともに、出力は一般的なDVI/HDMI/DisplayPortの構成だ

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