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長~く使える極上のPCケース2013 第1回

長~く使える極上のPCケース2013【Corsair編】

2013年11月01日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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右側面(マザーの裏側)から
ドライブにアクセスできる

 ドライブベイの数は5インチが2、2.5/3.5兼用が2(底面側)、そして電源ユニットの上に2.5インチ専用が4。ケースの大きさの割には少なめだが、これは今どきのパーツ構成を考えれば妥当な数といえる。

 ストレージ大盛りのサーバマシンを作りたい人にはやや物足りないかもしれないが、この製品のターゲットユーザーは、サイドに大型アクリルウィンドウを備えていることから考えてコアゲーマーやオーバークロッカーなのだろう。

電源ユニットの上側には2.5インチ用のシャドウベイが4基。ドライブを差し込むだけで固定されるので、SSDならネジ留めは不要だ。ただCPUカットアウトに被っているため、大型CPUクーラーの取り付け時に邪魔なのが難点。この配置は再考してほしいところだ

2.5インチシャドウベイは1基ずつバラバラにしてドライブをネジ留め可能だが、互いを固定するためのツメが非常にデリケートにできている。ちょっと力のかけどころが悪いと簡単に折れてしまうのは残念だ。

メンテナンス性を考慮してか、マザー側のスペースにも3.5インチのシャドウベイが2基用意されている。このベイのみSATAの簡易リムーバブルベイとして使えるよう、ケース側にコネクターが用意されている

底面のシャドウベイ用のトレイは2.5/3.5インチ兼用タイプ。SSDを固定してもケース側のSATAコネクターに問題なく装着可能なのはうれしい

マザーボードを組み込んだ様子。ビデオカード搭載スペースは最大320mm

温度よりもノイズが気になる

 では負荷をかけて各部温度を見てみよう。

各部の温度(単位:度)

 チップセットおよびGPU温度は、前面ファンの風を直接受ける影響でバラック組みとほとんど変わらない。ハイパワーなビデオカードを使ってマシンを組みたい人には魅力的な冷却力といえよう。

 しかし本製品の弱点はファンノイズの大きさだ。前面に据えられた140mmファン2基のノイズがかなり大きく、ケース前30cm位置でのノイズレベルは49dBA前後と大きい(暗騒音は34.8dBA)。BIOSでファン回転数を絞っても大差ないので、実際に使う際は静音ファンに交換することをオススメしたい。

 第1回はここまで。次回はクーラーマスターのケースをレビューしよう。

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