柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第27回

iOS版もあるGoogleカレンダー対応の「ジョルテ」を徹底解説

海外の祝祭日や映画の公開日なども取り込める

　「マイカレンダー」には「祝祭日カレンダー」が用意されており、祝日をカレンダーに表示できる。今では当たり前の機能だが、ジョルテがすごいのは世界35ヵ国の祝日にも対応しているという点。長期の海外旅行でいつものカレンダーに現地の祝日が表示されるのだ。

　さらに、「イベントカレンダー」では、さまざまなカレンダーを取り込める。お気に入り球団の試合予定や映画の公開情報、ゲームのリリース情報、花火大会の日程など多数のカレンダーが用意されている。

「カレンダー」を開き、「イベントカレンダーを追加」をタップする

おすすめやランキングなどから、面白そうなカレンダーを探す

「追加する」をタップする

通常は「はい」を選ぶ

映画の公開予定がカレンダーに取り込まれた

詳細情報で公開映画一覧を確認できる

Googleタスクと連携してToDo管理もできる

　カレンダーの予定とは別に、ToDoを管理している人もいるだろう。ジョルテはToDo機能を備えており、こちらもGoogleタスクと同期することが可能。閲覧性も操作性も良好なので、ストレスなしに利用できるだろう。

　初期設定では、日時設定のあるToDoはカレンダー内に予定として表示される。ToDoはToDoで別個で管理するなら、設定から表示しないように変更しよう。

「カレンダー」の設定で、「Googleタスクを利用する」にチェックする

Googleタスクを含むToDoリストが表示されるので、利用するリストにチェックする

「ToDoリスト」で登録項目を一覧できる。処理した項目にチェックすると、グレーアウトする。設定でリストから削除することも可能

「順番」をタップすると、項目の順番を入れ替えられる。新規ToDoを作成する場合は「追加」をタップする

項目名を入力して「登録」をタップすればOK。内容や期限、リマインダーを設定することも可能

日時を指定したToDoなので予定のようにカレンダー内に表示される

ToDoをカレンダーに表示したくないなら、「ToDo設定」で「ToDoをカレンダーに表示する」のチェックを外す

「ToDoをカレンダーに表示する」のチェックを外すと、日時設定のある項目もToDo内に表示されるようになる

カレンダーのスタートを月曜表示にする

　仕事は月曜日からスタート。それなのにカレンダーは日曜スタートなので、いまいちやる気が削がれる、と悩んでいる人もいるだろう。ジョルテなら、カレンダーの開始曜日を設定できるので月曜スタートもOK。

「リフィル」の設定から「開始曜日の設定」をタップする

曜日を選択して、「戻る」をタップする。日曜、月曜以外のスタートも可能だ

アイコンや壁紙を買って楽しく使い倒す

　ジョルテストアでは、予定のアイコンなどに使える画像や、背景の画像を100～200円で販売している。楽しいデザインで、気分転換になる。

「ストア」を開くと、ショップページが開く

数枚の画像がセットになった背景画像も発売されている

　以上が「ジョルテ」の説明書となる。今回は触れなかったが、ジョルテはオリジナルのクラウドサービス「ジョルテクラウド」も無料で提供している。Googleカレンダーを使う気がないなら、こちらを利用する手もある。どうしてこのアプリが無料で提供できるのか不思議に感じるほどの神アプリ「ジョルテ」。カレンダーアプリを物色しているなら、ぜひ試していただきたい。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」（翔泳社）「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。