このページの本文へ

Web/モバイル/オンプレミスのアプリケーションをSSOで「Salesforce Identity」

セールスフォース、クラウド型ID管理ソリューションを提供

2013年10月18日 13時40分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 セールスフォース・ドットコムは10月17日、クラウド型の統合ID管理ソリューション「Salesforce Identity」の一般提供開始を発表した。さまざまなアプリケーションに対する企業の従業員、パートナー、顧客のログインIDを、SaaSで一元管理する。

 Salesforce Identityは、オープンな認証API(SAML、Oauth、OpenID Connect、SCIMなど)に対応し、多様なWebアプリケーション、モバイルアプリケーション、オンプレミスアプリケーションにおける認証/IDを一元管理できるソリューション。

 同ソリューションを導入することで、企業の従業員は一度のログインで複数のアプリケーションが利用できるシングルサインオン(SSO)環境が利用できるようになる。また管理者には、既存のActive Directoryなどとも統合可能(オプション)なディレクトリサービス、アプリケーションの利用状況やアクセスパターンなどを確認できるレポーティングやダッシュボード、複数要素の認証(多要素認証)などの機能が提供される。

 Salesforce Platformを基盤としたクラウドサービスであるため、自社内の従業員だけでなく、パートナーなど外部関係者に対してもアクセス権限を与えることが容易にできる。またアプリケーションへのアクセス権限がディレクトリサービスと連携するため、たとえば従業員が退職すると同時にアクセス権限も削除され、ID管理の不手際によるセキュリティリスクも低減される。

 企業の個人顧客に対しては、FacebookやGoogle、Amazon、PayPalなどのID(ソーシャルID)を使って顧客向けアプリケーションへのログインを許可することもできる。顧客のプロファイルやアクティビティが記録されるため、営業やサービス提供、マーケティングなどに活用できる。

 Salesforce Identityは、「Salesforce Sales Cloud」「同 Service Cloud」「同 Commnities」「Force.com」「Chatter Plus」などのライセンスに含まれている。月額基本料金は1ユーザーあたり5ドルで、大規模導入ユーザー向けの料金なども用意されている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ