編集機能が充実した
AQUOS PHONE ss
AQUOS PHONE ssの撮影画面はおなじみではあるものの、ちょっと目新しさが無い。撮影モード(シーン)には「銀残し」や「魚眼」「ミニチュア効果」に「手鏡モード」があり、「笑顔フォーカス」「振り向きフォーカス」と、これまでAQUOS PHONEで紹介してきた機能がひと通り揃っている。また動画撮影中の静止画撮影だが、撮影間隔はかなり遅いので、低スペックであることを実感してしまう。
画像編集は「アルバム」から。編集を選ぶと「ギャラリー」と「画像編集」を選べる。ギャラリーはAndorid標準の編集機能で、画像編集はシャープ独自の「プチエステ」や「落書き」などを用意している。
主なカメラ機能は揃うものの
独自色乏しいDIGNO DUAL 2
撮影モードにはHDR撮影、背景ぼかし撮影、エフェクト撮影(18種類)、スマイルシャッター撮影、オートブラケット撮影が用意されている。これとは別に「撮影シーン」の設定があるものの、いかにも独自の機能となると「撮りログアルバム」くらい。これは簡単にアルバムを作成して画像を仕分けられる機能だ。
オーソドックスな機能を揃えており、独自色は物足りない印象だが、普通に使うぶんには問題無いだろう。
画像編集は「ファイルギャラリー」から。「エフェクトプラス」を起動するため、Android標準のものよりも、トイカメラ風の加工が中心となる。
ELUGA Pがここで1勝
キレイな写真が決め手
高速起動と高速撮影については、平凡な結果に終わったものの、画像がキレイだったこと、そして他機種には無い、UIを使う楽しさもあり、ELUGA Pの勝利と判断した。これがELUGA最後(?)の機種かと思うともったいないなと強く感じる。
DIGNO DUAL 2は起動時間が速くともあの写真では……という判断。カメラを売りにした機種では無いので仕方ないのかもしれない。
AQUOS PHONE ssはスペックの印象よりだいぶ健闘しているが、最新のAQUOS PHONEを見ていると、旧世代と感じてしまう。初めて使うなら気にならないかもしれないが、もうスマホに慣れている人がカメラで選ぶ機種とは言いがたいだろう。
次回のスタミナテストで夏モデルは最後。冬春モデルでは「3日持ち」というスタミナが売りの機種が続々登場しているが、コンパクトな夏モデルはどんな結果になるだろうか。
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