時計ではなくあくまで心拍計
時計としての機能はシンプル……というより当たり前の時計として考えてはいけません。時刻合わせのときに気付いたのですが、時刻表示24時間表示ではなく12時間表示で、なんと午前と午後の表示がないという仕様なのでした。それで私はいっさい困りません。
これは時計ではなく計測器とモニターなのである。午前と午後の違いも時計を見なければ分からない状況では、心拍トレーニングどころではないだろうし、そもそもスマートフォンと組み合わせて使う製品だから、その必要もない。昼か夜かを知りたければスマホを見る。そう割り切ればいいのです。
時計としてどれくらいの防水規格に適合するのかは不明ですが、取扱説明書には「耐水性:30M」とあり、日本語版のユーザーガイドからは省かれているものの、英語版のユーザーガイドには「you can wear your Alpha while swimming(泳いでいる間着けていてもええよ)」という記述があります。
これは推測ですが、トライアスロンのバイクパートとスイムパートを、装着したままで済むように作ってあるのでしょう。とりあえず外から帰って腕に付けっぱなしでシャワーを浴びる程度ではまったく問題ありませんでした。ただし英語版ユーザーガイドには「Do not press the watch buttons under water(水の中でスイッチ押すな)」とあるので、それくらいの防水性ということでしょう。なんだか曖昧ですが。
次回はiPhoneと組み合わせて心拍数をモニターしていきたいです。
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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター、武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。インターネットやデジタル・テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレ。