英カンター・ワールドパネル(Kantar Worldpanel)が発表した調査結果で、2013年6~8月に販売されたスマホのメーカー別シェアでトップとなった韓国サムスン電子。2位アップルの16.1%を大きく引き離し、47.1%という圧倒的なシェアをキープしている。
しかし、アップルはスマホのiPhoneのみならずiPadやiPod、Macといった数々のハードウェアをはじめ、OSやiTunesなどソフトウェアでも大きなビジネスを展開。多大な利益をもたらしている。Windows Phoneを持つマイクロソフトも主力はOSのほかソフトウェアやシステムソリューションなどで、ゲームでもXboxを中心にソフトも巻き込んだ一大事業を構築している。サムスン電子の飛躍に欠けているのはソフトウェア事業だ。
米メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)によると、そんなサムスン電子がソフトウェア会社の買収や投資に乗り出している。ゲーム用プラットフォーム開発会社のユニティ・テクノロジーズ(Unity Technologies)をはじめ、ゲームコントローラーやモバイル機器とテレビをつなぐソフトウェア開発会社のグリーン・スロットル・ゲームズ(Green Throttle Games)、モバイル向け検索エンジン開発会社のエヴリシング・ドット・ミー(Everything.me)、位置情報共有アプリ開発会社のグリンプス(Glympse)、ビデオ通話アプリ開発会社のラウンズ(Rounds)など。すでに買収を果たしたエムスポット(mSpot)をベースに、アップルのiTunes並みのコンテンツ配信プラットフォームを開発している。
関連サイト
米ウォール・ストリート・ジャーナル
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