NTTデータは10月8日、「BizXaaS プラットフォームサービス」を強化し、顧客のニーズに適したクラウド基盤の選定や、複数のクラウド基盤の統合管理/運用をサポートする「クラウドブローカーサービス」を提供開始すると発表した。アマゾンウェブサービス(AWS)を基盤とするサービスも追加される。
具体的には、複数のクラウド基盤から顧客要件に最適なインフラを選択できる「マルチクラウドインフラ提供サービス」と、複数のクラウドを組み合わせて統合管理する「マルチクラウドコントロールサービス」の2つで構成される。
マルチクラウドインフラ提供サービスでは、これまで提供してきたNTTデータのクラウドインフラやNTTコミュニケーションズのパブリッククラウド「Bizホスティング Cloudn」のクラウド基盤に加えて、新たにAWSをラインアップした。さらに今後、ディメンションデータが提供する「Managed Cloud Platform」にも対応する予定。
AWSのクラウド基盤をベースとする「BizXaaS プラットフォームサービス Flex-A」は、サービス利用時に必要となる構築支援、システム運用、バックアップサービスなどを付加した包括的なメニューとなっている。システム利用時に必須となるシステム監視、バックアップサービスをワンストップで提供するほか、各種手続きの代行(アカウント発行、日本円での請求書払い対応、AWS各サービスの利用上限緩和申請など)を行う。
また2014年から提供予定のマルチクラウドコントロールサービスでは、上述した複数のクラウドインフラの一元管理機能を提供するコントロールマネージャーを用意する。加えて、この機能を利用して運用業務を一括代行するアウトソーシングサービスを提供する。