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Appleは次期iPadで再び主導権を握れるか?

タブレットは7型が主流に、市場リーダーもiPadからAndroidに

2013年10月01日 19時00分更新

文● 末岡洋子

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 Appleが最初のブームを作り、その後Android陣営がマス市場に多数の機種を提供してシェアを増やす……スマートフォンで起きたのと同じパターンがタブレットでも起こっているようだ。調査会社のABI Researchによると、第2四半期のタブレット市場はタブレットのカテゴリーを築いたと言っても過言ではない「iPad」から、Androidへの覇権の移行が見られるという。

 2010年にAppleが初代「iPad」を発表して以来、右肩上がりで成長してきたタブレット市場だが、第2四半期はメジャーなメーカーからの新製品が少なかったこともあり、あまり振るわなかった。

 ABIによると、同期の出荷台数は前年同期と比べると23%増加したが、前四半期(2013年第1四半期)と比較すると17%のマイナスとなった。シェアはAndroidが初めてiPadを上回った。同期の売上高は127億ドル、このうちiPadのシェアは50%、これまでで最も低い比率という。

 ABIのデータはすでに発表されている他の調査会社のものと同じような内容である。IDCが8月に発表した第2四半期のタブレット市場調査では、総出荷台数は前年同期比60%プラス、前四半期比で9.7%マイナスと報告していた。

 台数ベースのシェアはAppleが32.4%、Samsungが18%、ASUSが4.5%、Lenovoが3.3%などとなった。Appleのシェアは前年同期比14.1%マイナスとなった一方で、Samsungの増加率は277%増、Lenovoは313%増と大きく成長した。Appleのマイナス成長については新製品が登場しなかったことが大きいと見られている。Strategy Analyticsの調査でも、iOSのシェアは28%と前年同期の47%から大きく縮小、Androidは51%から67%と増えて首位の地位を固めた。

 iPadからAndroidのリーダー交代を裏付ける事実として、ABIではAndroidのシェアのiPad超えのほか、ハードウェアの売上がAndroid/iPadで同じレベルになったこと、そしてiPadの平均販売価格(ASP)が市場の平均値に近づいていることの3点を指摘している。

 iPadのASPは同期、1年前から17%下がった一方で、業界全体のASPは17%増加しているという。もちろんこの理由は「iPad mini」である。小型で価格も安いiPad miniがiPadに占める比率は台数ベースで60%、売上ベースで49%にまで達している。なお、タブレット市場において、7型の小型タブレットが一番大きなシェアを占めている。

 「Appleは現在もタブレット市場でトップだが、競合がAppleのラインナップに追いつき、追い越しつつある」「リーダーの地位を維持するためには、Appleはイノベーションを続け、現実の世界で市場が求めるニーズに対応する必要がある」と同社はまとめている。

 一方で、Chitikaが集計した北米の6月度タブレットユーザーのWebトラフィックデータでは、iPadは84.3%と前月から増加した。だが、2位のAmazon Kindle Fire(5.7%)、3位のGALAXY Tab(4.2%)は大きく差をつけられているだけでなく、比率が微減傾向にあった。Web利用という点では、iPadユーザーが8割以上と圧倒していることになる。

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