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ビデオや写真の鑑賞、ゲーミングなどに活用してみる

dynabook V713ってエンタメデバイスとしてどうなの?

2013年10月04日 11時58分更新

文● 林 佑樹

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 前回前々回では、dynabook V713が、CLIP SUTDIO PAINTやPhotoshopによるクリエイティブワーク用途のタブレットとして、優れた性能を持つことを確認してきた。続いては、エンタメ性能をチェックしていきたい。

 エンタメは例を挙げてみると、ビデオや写真の鑑賞をはじめとして、ウェブブラウズ、そしてゲーミングなどがある。デスクトップPCのように机の前に座って使うスタイルと異なり、dynabook V713のようなタブレットは、ソファやベッドでゴロゴロしながら活用できるため、よりエンタメ向けといえるだろう。

動画を見る前にまずファンの騒音をどうするか

 現状、タブレット端末の多くが抱える問題として放熱がある。AtomやARM搭載の端末では、低発熱・低消費電力であるため、ファンを設ける必要はない。だが、dynabook V713が搭載するCore i5-3339Yは低電圧CPUといっても、高負荷時にはファンノイズはけっこう気になる。特に動画や音楽を楽しむ際には、ノイズは邪魔以外の何物でもない。

 この問題を解決するのが、ecoモードだ。同モードは電源管理に用意されており、バランスと比べるとパフォーマンスは低下するが、バッテリー駆動時間を伸す目的で用意されている。副作用としてCPUの発熱も下がるため、ファンが高速回転する割合も減るのだ。体感としてはAtom Z2760クラスの挙動になるが、YouTubeなどのオンライン動画サービスやNAS・ホームサーバーからのストリーミング再生については、とくに問題ない。ノイズを気にせず楽しむのなら、ecoモードが好都合というわけだ。

まずは電源管理をecoモードにする

 またその際、デスクトップUIよりもタッチパネルに最適化されているWindows 8のModern UIを活用するとさらに負荷を減らせる。動画視聴に関してもアプリが充実し始めており、例えば、DLNA対応にも対応する「StormPlay RT」がオススメだ。本アプリは、ウィンドウを切り替えたり、スタート画面に戻ったりすると自動的に再生を停止し、再びアクティヴにすると続きから再生を開始してくれる。これは、ウィンドウの切り替えに融通の効かないWindows 8のModern UIと相性がよい。

Windows ストアからインストールできる「StormPlay RT」。Windows RT用だが、x86版も登場している
挙動がとても軽快。各マシンの検出・アクセスも良好だ
Twitterなどのアプリと併用がなかなかダラダラできていい

ゲーミング性能を考える

 極端にいえば、dynabook V713のCore i5-3339YはUltrabook向けCPUであるため、3Dの激しいタイトルやCPUへの要求が高いタイトルには弱い。タッチパネルがあるためブラウザゲームに適しているとの評価も事実だが、例えば「艦これ」の場合は動作こそ機敏だが、Flashを酷使しているため、ファンの高速回転が続く。この点は、ecoモード+スタート画面側のIEにすることでだいぶ騒音を抑えられる。もちろん、パフォーマンスは少しダウンしてしまうが、気になるほどではないだろう。

 負荷についてはスタート画面、とくにWindows 8.1のIE11の低負荷が優れているため、購入したらすぐにWindows 8.1 Previewにするのもアリだ。Previewの導入は自己責任となるが、筆者の環境では動作確認できた。心配なら、そろそろ登場するWindows 8.1の正式版を待って試すといいだろう。

 ファンの高速回転を考えると、正直なところ集中してゲームを楽しめる環境はだいぶ限られる。下記に参考数値として『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編』のスコアを計測したが、とても厳しい結果になっている。そのため、数世代前のオンラインゲームや2Dグラフィックス中心のタイトルならば、プレイ可能と考えるべきだろう。もしくは、RDP 8の軽快さを頼って、リモートデスクトップでプレイといったほうがストレスは少ないかもしれない。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編』の結果。1280×720ドット/高品質(ノートPC)/ウィンドウモードのもの。スコア1127と振るわない
左が1280×720ドット/標準画質(ノートPC)/フルスクリーンモード、右が1280×720ドット/標準画質(ノートPC)/ウィンドウモードのスコア。フルHDはどう考えてもムリなスコアだが、1280×720ドット/標準画質(ノートPC)/フルスクリーンモードからさらに設定を詰めれば、多少はプレイできそうである
dynabook V713/W1J」の主な仕様
CPU Core i5-3339Y(1.50GHz)
メモリー 4GB(DDR3 1600)
チップセット インテル HM76 Express
グラフィック インテル HD グラフィックス 4000(CPUに内蔵)
ディスプレー 1920×1080ドット IPS液晶、静電容量式タッチパネル
ストレージ SSD 256GB
バッテリー駆動時間 約7時間
OS Windows 8 64bit
サイズ/重量 幅299×奥行き220.5×高さ19.9mm/約1.47kg


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