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2年後の新モデルは「アイフォーン6n」!?

2013年09月18日 16時00分更新

澁野 義一(Shibuno Giichi)/アスキークラウド編集部

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 アイフォーン3GSの「S」は「Speed」、4Sは「Siri」。アップルはアイフォーンのマイナーアップデートに際し、新機能に由来した英単語の頭文字を記してきた。

 9月20日に発売されるアイフォーン5cは5色のバリエーションから「Color」、5sは指紋認証機能から「Security」ではないか、と噂されている。いずれもまだ、ティム・クックCEOの口から「正解」は語られていない。

アイフォーン5cはカラフルなプラスチックの筐体を採用。

 新型アイフォーンの発表直後の9月11日、アップルの株価は5%急落した。クレディ・スイスやバンク・オブ・アメリカなどもアップルへの投資判断を「中立」に引き下げ、市場には失望が広がっている。

 原因として、2モデルの存在や指紋認証機能といった情報がリークされたことによるサプライズ不足や、スペックの割に高い値段設定などが指摘されている。確かにアイフォーン5sは現行のアイフォーン5と基本デザインが同じ、そして5cは5と中身がほぼ同じなのも事実だ。

 しかし、細かい点で使い勝手は向上している。例えばバッテリーだ。アイフォーン5と同じサイズの5sは、LTEデータ通信が10時間、連続待受は250時間を実現。5と比べそれぞれ2時間、25時間も長くなっている。

 日常的に使うモバイル端末は、電池が持たないと意味がない。今後、時計型やメガネ型といった小型のウェアラブル端末が主流になれば、省電力技術はますます重要になる。

 象徴的なのが、9月10日にインテルが発表した小型半導体「クォーク」だ。正確な仕様は公表されていないが、同社の従来製品「アトム」と比べてサイズは5分の1に、消費電力は10分の1になったという。インテルはクォークでウェアラブル端末市場に狙いを定めている。

 バッテリー面積を増やさずとも、消費電力の高い部品そのものを省電力化すれば、それだけ利用可能時間は延びる。究極の省電力を目指して研究が進められているのが「ノーマリーオフコンピューティング」技術だ。

 これは電源を供給しなくても記憶データを失わない「不揮発性メモリ」を揮発性メモリと併用して、バッテリー消費を抑える技術。だが不揮発性メモリはまだ高価で、読み書き性能も低い。実用化にむけ、東京大学や東芝、ルネサスエレクトロニクスなどが共同で開発を進めている。

 ノーマリーオフコンピューティングをモバイル端末に用いれば、消費電力は10分の1になるという。この技術が一般化すれば、ガラケーのように1週間以上バッテリーが持つスマホが登場する可能性も高い。

 基盤技術開発は2015年度までとされている。アップルが現在のアイフォーンのナンバリングルールを続けるなら、2014年にアイフォーン6が出て、2015年にアイフォーン6のマイナーチェンジが登場するはず。ひょっとすると、ノーマリーオフコンピューティング技術を組み込んで、従来の10倍長持ちするようになった「アイフォーン6n」が発表されるかもしれない。

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