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「VAIO Duo 13」ロードテスト 第3回

手書き入力対応アプリも充実!

「とってもなめらか」VAIO Duo 13のスタイラスが超便利!

2013年09月09日 11時00分更新

文● 高橋量

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手書き対応アプリで実際の書き心地を検証

 では、実際にVAIO Duo 13で手書き入力を試してみた感想を紹介しよう。まず感じたのは、ペンの追従が素早くて正確であることだ。サラサラっとペンを走らせても描画が遅れることがない。また思ったとおりの曲線を滑らかに描けるのもポイント。ほかのペン入力対応機のなかには描画が遅れて曲線がカクカクに描かれるものもあるが、VAIO Duo 13の描画はとてもスムーズで、紙とペンのような感覚で利用できる。VAIO Duo 11では描画がやや遅れるような場面があったが、VAIO Duo 13では遅れを感じる場面はなかった。

Note Anytime for VAIOでペン入力を試してみたところ。ペンを素早く動かしてもしっかり反応し、なめらかな曲線を描ける。ペン入力時に手のひらが画面に触れても誤動作することはなかった

 液晶ディスプレー表面のペンの滑りも心地よく感じた。軽く滑らせてもしっかり反応するので、長時間利用しても疲れにくいのがメリットだと思う。細かい入力が必要な手描きの文字認識を試してみたところ、スラスラと入力できた。

Windows8標準の手書き文字入力を試用。細かい線の入力も非常に快適。個人的にはペン先が柔らかいほうが感触は良かった

Windows8の標準機能では一度に7文字までしか入力できないが、VAIO Duo 13に付属の「mazec-T for Windows」なら文字を細かく描くことで長文を入力できる

 手書き入力対応アプリが充実している点にも注目したい。デジタルメモ作成アプリNote Anytime for VAIOは、ビジネスやプライベートでのメモ書きや資料作りに役立つだろう。標準仕様モデルにプリインストールされているマイクロソフトの「Office Home and Business 2013」を利用すれば、文書に手書きの注釈を入れられるほか、プレゼンをしながらの書き込みもできる。デジタルメモ作成ソフトの「OneNote」については、デスクトップ版よりも直感的に操作できるWindowsストアアプリ版がおすすめだ。

Note Anytime for VAIOの利用例。個人的には文字はキー入力のほうが早いが、イメージや図版などをメモするにはペン入力が圧倒的に便利。入力方法は素早く切り替えられるので、会議や打ち合わせ時などでも活用できる

Windowsストアアプリ版OneNoteの使用例。さまざまな機能を素早く呼び出せるリングメニューが便利

 画像編集ソフトとして用意されている「Adobe Photoshop Elements 11」でもペン入力はできるが、残念ながら筆圧感知に対応していない。VAIO Duo 13自体は256段階の筆圧を検知できるので、筆先で微妙なタッチを再現したい場合は筆圧感知に対応したアプリを利用しよう。とりあえず筆圧感知を体験してみたい人には、Windowsストアアプリの「Fresh Paint」をおすすめする。

無料で使えるWindowsストアアプリ版のペイントソフトFresh Paint。筆圧感知に対応しているが、太く描くにはかなり強めに押しこむように必要があった

洗練され使いやすくなったVAIO Duo 13のペン入力

 以上のように、VAIO Duo 11でのペン入力も快適だったが、VAIO Duo 13ではさらなる改良が加えられ、より快適な操作が可能になっている。描画時のレスポンスは良好で書き心地もよく、ストレスを感じる場面はなかった。特に使いたいときにサッと書き込める反応の良さは、紙とペンの使い勝手に迫ると言えるだろう。ペン入力対応機を検討している人にとって、VAIO Duo 13は有力候補となるはずだ。


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