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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第147回

お手軽ネットワークカメラで自宅や店舗を遠隔監視するワザ

2013年09月04日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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カメラを遠隔操作できるのは非常に便利

 映像は想像以上にクリアだった。設置したのは、あまり明るくない室内だが、細かいところまで見える。「TS-WPTCAM」の画素数は100万画素で、1280×720ドットのHD画質でモニタリングできる。人の顔などは十分に判別可能だ。

 右上の「パンチルト」をタップすると、画面をフリックすることでカメラを動かし、表示範囲を変えることができる。これも直感的に操作でき、とても便利だ。そのほか、パトロールモード、プライバシーモード、暗視モードのオン・オフが可能。パトロールモードとは、あらかじめ指定した4つのカメラ位置を自動で切り替えて表示してくれる。いちいち手動でフリックする必要がなくなるのだ。プライバシーモードは、カメラでの監視を中断させる機能。暗視モードは赤外線LEDにより、暗い場所を監視するときに利用する。

 また、カメラにはマイクも搭載されており、現場の音声を聞くことも可能だ。しかし、カメラを近くに置いてセットアップしているとハウリングを起こすことがあるので、設定時だけ音声は小さくしておこう。

「ライブ」で映像を表示した状態で「パンチルト」をタップ

画面をフリックすることで、カメラを動かすことができる

カメラアイコンをタップすれば、キャプチャーを取れる

横画面にすれば全画面表示できる

「マップ」をタップして、カメラを選択

Googleマップでカメラの位置を指定する

複数のカメラをセットアップするのも簡単

 玄関とペット小屋や多店舗などで、複数のカメラを利用するのも簡単だ。1台目と同様の手順で増設できる。今回は「TS-WPTCAM」を2台と「TS-WLCAM」を1台、合計3台で監視してみる。ちなみに、「LCAMView」に登録できるカメラは最大24台。同時に1画面で4台まで監視できる。

「LCAMView」の「設定」画面で「新しいカメラを追加」をタップ

「QRコネクト+で登録」をタップする

セキュリティーのために、シートに記載されている「ポート番号」の入力を求められることもある

カメラが追加できた

「ライブ」画面では複数のカメラのサムネイルが表示される

サムネイルをタップすると、大きく表示される。左右にフリックすると別のカメラに切り替わる。カメラを動かしたいときには「パンチルト」をタップする

同様の手順で、3台目のカメラも登録してみた

 「TS-WLCAM」は、機能をシンプルにしているぶん、安価で購入できるのがメリット。カメラの画素数は130万画素と十分で、VGA解像度で30fps、HD解像度で10fpsの撮影が可能。金属製の台座がついており、足の高さは調節できる。また、付属のUSBケーブルでの給電にも対応している。例えば、5400mAhの容量を持つパナソニックのモバイルルーター「QE-QL201-W」を利用する場合、連続9時間の動作が可能。「TS-WLCAM」とモバイルルーターがあれば、いつでもどこでも監視できるようになる。例えば、子供が寝てしまったら、カメラを置いて、その場を離れられる。

アームは2本をつなげるので高さを調節できる。天井に設置して、逆向きに使うことも可能

付属のUSB電源ケーブル。5V、0.5A以上の出力があるモバイルバッテリーなどを利用できる

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