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8GBメモリ、512GB SSDの構成も可能

事務作業やネット利用ならこれで十分!「LUV MACHINES mini」

文●エースラッシュ

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 手のひらに乗せられるほど小さく、ディスプレーの背中に背負う形で設置できるコンパクトなマウスコンピューターの「LUV MACHINES mini」。前回は、外観やインターフェースなど紹介した。しかし、CPUがCeleron 1037Uと最近のマシンとしては非力な事から、マシンとしても非力ではとの不安があるかもしれない。しかし試用してみると、意外なほど普通に使えるマシンだった。

「LUV MACHINES mini」

 電源を投入してWindows 8が起動するまでにはファンが回る音が若干甲高く聞こえるのだが、完全に起動して一度落ち着いてしまえばほとんど音は気にならない。特にディスプレーの裏側にVESA取り付けキットで設置した場合には、まず音が耳につくということはないだろう。

 使い心地は本当に普通だ。ネット利用をしている程度ではひっかかりを感じることもない。家庭でのインターネット利用を基本とした使い方はもちろん、オフィスでの事務作業などには十分対応できそうだ。

 付属のキーボードとマウスはUSBの有線接続だが、ディスプレー後ろに取り付けた状態で正面から見て右側にあるUSB端子を利用して取り付けると、逆側の端子がすべて空くので周辺機器との併用もしやすい。ただディスプレー一体型デスクトップPCと比べると高い位置への接続になるので、ケーブルがぶら下がるような形になる。よりスマートに使いたいならば、購入時にワイヤレスのものを選択するとよいだろう。

ベーシックな利用方法には十分対応

 試用機の構成はCPUにIntel Celeron 1037Uを採用し、8GBのメモリと120GBのSSDを組み合わせた構成だ。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「グラフィックス」の「3.3」となった。低めではあるが、CPU統合のIntel HD Graphicsを利用していることを考えると妥当なところだろう。「ゲーム用グラフィックス」の値は「5.1」。「プロセッサ」の値は「5.9」とそこそこのスコアだが、「メモリ」の値は「7.2」、「プライマリ ハードディスク」の値は「7.9」と十分なものになっている。

 3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果が非常に低く出ているのに対して、PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果は良好だ。SSD搭載マシンだけにディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.1」の結果も悪くない。

 このマシンで3Dゲームをしようというユーザーもいないだろうが、やはりゲームなど高いグラフィックス性能を要求される用途には向かないことはわかる。一方で基本性能についてはそれほど悪くない結果になっており、シンプルな使い方をするならば十分な力を持っていることもわかった。

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.1」



マウスコンピューター/G-Tune


 

(次ページ、「外付けドライブやディスプレーの同時購入も可能」に続く)

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