カメラはすばやく起動できて便利
アウト/インとも高画質なカメラでキレイな写真を撮影できることは言うまでもない。撮影サイズを最大にしても次々と撮影が可能で、使い心地は快適そのものである。
カメラはロック解除画面のショートカットからすばやく起動できてシャッターチャンスに強い。さらに「Sweep ON」という機能を利用すると、電源キーに指を伸ばさずに画面を点灯でき、カメラ起動がラクになる。
あとは本体の発熱が改善されれば……
今回の試用を通して気になったのが本体の発熱。気温28℃の室内で試用していたにもかかわらず、充電中やフルセグの録画中に、本体温度上昇にともなう警告がたびたび表示され、戸惑った。また本体が熱くなった直後はカメラを起動できないこともあり、単に熱いだけでなく、使い勝手に対する影響も見られた。
参考までに「Battery Mix」アプリで本体の温度を確認してみたところ、平常時は32℃、YouTube連続再生時は約41℃、フルセグの録画中は約47℃だった。このままでは(ケースなしで)ずっと手に持つのは厳しいので改善を望みたい。
プチ未来感を体験したい人にオススメ
高機能で使い勝手もいい206SH。とくに前述の「アナザービュー」は便利で楽しいだけでなく、スマホの未来を予感させる。今後対応アプリが増えれば、PCなしでより多くの作業ができるようになるはずだ。大容量バッテリーやフルセグなど先進機能を詰め込み過ぎた感は否めないが、そんな未来感をいち早く体験できるのが206SHである。
「AQUOS PHONE Xx 206SH」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | シャープ |
ディスプレー | 5型S-CGSilicon液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約71×140×9.9mm |
重量 | 159g |
CPU | Snapdragon APQ8064T 1.7GHz(クアッドコア) |
内蔵メモリー(RAM) | 2GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 32GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.2 |
4G対応 | 下り最大76Mbps (SoftBank 4G) |
3G対応周波数 | 2.1GHz/1.5GHz/900MHz |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素CMOS/イン:約207万画素CMOS |
バッテリー容量 | 3080mAh(交換不可) |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○(+フルセグ) |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/× |
連続待受時間 (3G/4G) |
500時間/430時間 |
連続通話時間(3G) | 約1000分 |
カラバリ | ラスターホワイト/ブルー/ブラック |
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