T教授の「戦略的衝動買い」 第258回

子供の味方か？　キッズタブレット「MEEP!」を衝動買い

気になるのはポータルサイトのパフォーマンス

インターネットアクセスをしてポータルの影響を見てみたくなったので、MEEP!にプリインストールされている「MEEP!ブラウザー」を右手親指でタップして起動してみた

MEEP!ブラウザーが起動すると、推奨ウェブサイトが下にいくつか表示される

　これだけのランダムかつ変化の多い作業を行なうポータルは、MEEP!クライアントの数によっては相当負荷のある作業だ。

　実際に、どの程度のインターネットアクセスのスピードが出るのか気になって来たので、早速、メニューから「インターネット」をクリックしてMEEP!ブラウザーを起動して、プリセットされた外部のウェブサイトにアクセスしてみた。

推奨ウェブサイトの1つである「NATIONAL GEOGRAPHIC」のキッズページにアクセスしている。が、とんとレスポンスが無い……(T_T)

なんと、目的の推奨ウェブサイトを表示するまでに3分37秒もかかってしまった

　実際のアクセス感覚は、正直、自宅のWi-Fiが壊れたのかと思うほど遅い。推奨の「NATIONAL GEOGRAPHIC KIDS」のサイトにアクセスを開始して全画面が表示されるまでには、なんと3分37秒も必要だった。

MEEP!ブラウザーで「T教授の戦略的衝動買い」サイトにアクセス。6分46秒もの間、じっと我慢してみたが、やっぱり接続できなかった。何かがお気に召さないらしい

　そして、決して推奨はされないであろう当コラムのURLにもアクセスを試みたが、MEEP!ブラウザーはアクセスの努力は行なっている様だったが、6分46秒経過しても、まったく何も表示されなかった。

　ボスによって1日のネット使用時間を余裕の3時間ほどに設定してもらっても、このスピードではほとんど何もしないうちに制限時間がきてしまうだろう。

　今回、筆者は1人でボス（保護者）とミーパー（子供）の二役をやっているので、もちろん、インターネットセキュリティは“最もゆるいノンセキュリティ設定”にしていたが、ASCII.jpへのアクセスはなぜか最後まで不可能だった。

Google Play経由で「Opera」ブラウザーをダウンロードしてMEEP!に導入してみた

もう一度同じ（T教授の戦略的衝動買い）サイトにアクセスしてみたが、18秒で難なく表示が終わってしまった。決して速くはないが、十分許容範囲だ

　次にブラウザーをプリインストールのMEEP!ブラウザーからほかのモノに変えてみようと考え、MEEP!上の「保護者設定」から、Google Playを選択し、「Opera」ブラウザーをダウンロードしてMEEP!に導入してみた。

縦横自動ローテーション機能もきちんと動作してなかなか快適だ

　先ほどと同じ様に当コラムのURLにアクセスしたところ、あっけなくわずか18秒で指定したページが表示された。その後は、画面の自動回転も極めてスムースだ。

　小さな子供達がMEEP!をネット環境で使用することを考えれば、ポータルによる“悪質サイト”の除外は必要な機能であり、保護者がそれを望むのもよく理解できるが、この大きなパフォーマンス差は、ネットで何かを行なおうとする大人にも、まして昨今のハイスピードなゲームに慣れ親しんだ子供には相当のストレスだとも思える。