4種類の入力端子をサポート
独自のQuick Fit機能も搭載
入力端子としては、DisplayPortとアナログRGB、デュアルリンクDVI-D、HDMIの4系統を装備しており、最大4台の機器を同時に接続することが可能だ。Ultrabookなどでは、薄型化を重視し、HDMIやDisplayPortしか備えていない製品も多いが、そういった製品でも変換アダプターなしに接続できるので便利だ。
また、出力3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵しており、オーディオ入出力端子も備えている。アームの後ろには、ケーブルフックが用意されており、ケーブルをすっきりとまとめられる。
操作ボタンは、前面右下に6つ用意されており、画質などの細かな調整はOSD(オンスクリーンディスプレー)によって行なう。OSDメニューの項目も充実しており、表示フォントも精細で見やすい。
高画質化エンジン「Splendid」を搭載しており、映像ソースに応じて最適な画質を実現できる。また、画面上に実物の紙や写真と同じサイズの枠線を表示できるQuick Fit機能を搭載していることもおもしろい。
表示できるサイズは、A4用紙、USレターサイズ、各種写真サイズ(4×6、3×5、2×2、8×10、5×7)である。例えばA4用紙に印刷して出力する場合、Quick Fit機能でA4の枠線を表示させ、それにサイズを合わせれば、原寸でバランスなどを確認できる
PB278Qは、27型WQHD液晶ディスプレーとしては最も安い部類に属するが、視野角の広さとsRGB比100%の広色域が魅力であり、入力端子の多さや多機能スタンドの採用など、機能やスペックは、中堅モデルと比べても見劣りはしない。コストパフォーマンスの高さはトップクラスであり、応答速度も高速なので、ゲームや動画視聴などをよく行う人にもおすすめの製品だ。
PB278Q の主な仕様 | |
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パネルサイズ | 27型ワイド PLS液晶パネル(ノングレア) |
解像度 | 2560×1440ドット |
視野角 | 左右178度、上下178度 |
最大輝度 | 300cd/m2 |
コントラスト | 1000:1(コントラスト拡張時800万:1) |
応答速度 | 5ms |
映像入力 | D-Sub×1、DVI-D×1、HDMIx1、DisplayPort×1 |
サイズ | 幅643×奥行き218×高さ552.3mm |
質量 | 約8.8kg |
実売価格 | 5万4000円前後 |
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