一時低迷していた米Yahoo!が、復調しつつあるようだ。米調査会社コムスコアが毎月発表している米ウェブサイト訪問者数ランキングによると、この7月は長らくトップにあったGoogleを抑え、Yahoo!が首位に立った。
Yahoo!の7月のサイト訪問者数は1億9600万人超となる一方、2位のGoogleは1億9225万人。その差は431万人だが、Yahoo!の訪問者数には、6月に買収を完了したTumblrの訪問者数は含まれていない。ちなみにTumblr単独での訪問者数は3837万人で28位だ。
今回のYahoo!の首位奪還は、昨年7月にCEOに就任したマリッサ・メイヤー氏が進めてきた、同社再建の取り組み成果が現れ始めた結果と見るのが妥当だろう。訪問者数のランキングで一喜一憂するレベルではないだろうが、トップを取り返すことで追われる立場になったYahoo!や、追う立場になったGoogleの今後の動きに注目したい。