8月21~29日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて、初音ミクのコンサート“ANGEL Project 旗揚げ公演 HATSUNE Appearance 夏祭初音鑑”(なつまつりはつねかがみ)が上演される。
初音ミクの登場するイベントはいくつかあるが、HATSUNE Appearanceは新しい部類に入る。昨年、9月に神奈川県の八景島シーパラダイスにてプレビュー公演を、今年8月3~7日には、大阪で“HATSUNE Appearance in Knowledge Capital supported by au 夏祭初音鑑”をそれぞれ実施してきた。それらの経験を生かし、満を持して臨むのが今回だ。
公演数は1日4~5回、9日間で合計38回と、演劇のように多いのが特徴だ。チケットは全席指定で、価格は前売りが4410円、当日券が4500円。8月25日、10時30分の回は、小中学生向けの優先公演となっており、同伴者(保護者)も含めて3150円で入場できる。
……とまぁ堅苦しい話は置いておいて、20日、本編に先駆けて、プレス・関係者向けの内覧会が行なわれたので見所を3つだけまとめていこう。
その1.ミクさんマジ天使!
ファンなら常識だが、ひとくちに初音ミクといっても、世の中にはいろいろなクリエイターが描いた彼女の姿が存在している。夏祭初音鑑に登場するのは、3Dクリエイターの「ままま」さんが手掛けた「ままま式あぴミク」。ちょっと幼い感じな見た目が非常にキュートです。最近でいえば、ドミノ・ピザと初音ミクのコラボでも起用された。
パソコンの画面の中でちょこまか踊るのと、リアルの空間でステージに立ち、大音量の中、照明やレーザーに照らされて踊る姿では、受ける印象はまったくの別物。ぜひ現地で彼女の勇姿をチェックすべし!
その2.気鋭のクリエイターが集結!
夏祭初音鑑には、ニコニコ動画で頭角を現わしたクリエイターたちが多数参加している。映像制作は、まさたかPさん、わかむらPさん、三重の人さん、音楽製作はキャプテンミライさん、小林オニキスさんがそれぞれ関わっている。あぴミクが、「MikuMikuDance」(MMD)というニコ動で人気の高いフリーの3DCGソフトを使って作られているのもポイント。UGC(ユーザー生成コンテンツ)の流れをそのまま舞台に持ってきているわけだ。
その3.映像と音の演出がヤバい!
HATSUNE Appearanceは、舞台に透明ボードがないのが特徴になる。詳細は昨年の八景島の記事を見てほしいが、「EYELINER」というホログラフィック投影システムを利用している。しかも平面的ではなく、初音ミクの後ろに背景映像が投影される多層構造になっているのも面白い。
今回は照明がパワーアップしており、客席にむけてレーザーがばんばん飛ばされていた。音も6チャンネルサラウンドを用意し、特に効果音のシーンでサラウンド効果を実感できるとのこと。あとに残された写真や映像だけでは、現場の臨場感はなかなか伝わってこない。ぜひ生で体験してほしい。
「シュガービッツ」 作詞・作曲:すこっぷ
3D modeled by ままま (C)ANGEL Project (C) Crypton Future Media, INC.
www.piapro.net
「学園×∀ssassinatioИ」 作詞・作曲・編曲:やいり
3D modeled by ままま (C)ANGEL Project (C) Crypton Future Media, INC.
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「Tell Your World」 作詞・作曲・編曲:kz
3D modeled by ままま (C)ANGEL Project (C) Crypton Future Media, INC.
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