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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第318回

記録的猛暑でいつも以上にバテる猫たち

2013年08月23日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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おなかを思いっきり出して寝てる夏バテ猫。猫は狭いところが好き……とはいえ、こんなややこしいところでややこしい格好で寝なくても……。猫としてそれでいいのか(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)
おなかを思いっきり出して寝てる夏バテ猫。猫は狭いところが好き……とはいえ、こんなややこしいところでややこしい格好で寝なくても……。猫としてそれでいいのか(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 それにしても残暑厳しいですな。猛残暑という感じ。

 当然、街の猫たちもこれほど暑いとあっさり夏バテモードに入り、隅の方でぐたーっとしてるわけである。特に14時から15時といった暑い午後は誰にも邪魔されない日陰の涼しげな場所を見つけてへちゃっと潰れてる。

 今回はそんな夏バテ猫を中心に……炎天下にカメラ持って散歩してる自分もバテつつ狙ってみた。

夏の猫は人目につかない隙間で無防備に転がってるもんです。とりあえずここなら日差しも入らないし風も通るし人にも見つからないから安心……と思ってそのままバタンと倒れた感じ(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)夏の猫は人目につかない隙間で無防備に転がってるもんです。とりあえずここなら日差しも入らないし風も通るし人にも見つからないから安心……と思ってそのままバタンと倒れた感じ(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 とにかく、こんなである。

 ビルとビルの狭い隙間に猫がいた、と思ったら、行き倒れと見まがうほどバタンと無造作に倒れてお昼寝してたのだ。邪魔しないように隙間からそっと撮影。丸くなるでも伸びるでもなく、ただバタンと行き倒れ寝。

 もちろん、ほんとに行き倒れてるわけじゃない。声をかけたら、めんどくさそうに顔を上げて「にゃあ」と鳴いたのでちゃんと生きております。ただ、あまりに暑くてかっこつけてらんないだけ。

 お次はとある巨大な公園。真夏でも観光客がいっぱいいるようなとこで、そこに地域猫が何匹かいるのである。普段、観光客が多い昼間は隠れてて、夕方になると出てくる……んだけど、真夏だとちょっと様子が違う。

きれいなハチワレ&手の先が靴下をはいてるみたいに白くて愛らしい猫。だらんとお昼寝中(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)
きれいなハチワレ&手の先が靴下をはいてるみたいに白くて愛らしい猫。だらんとお昼寝中(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 その1匹がいきなりこんな調子だったのだ。ちょっとあきれた。

 人から隠れるでもなく、ただ日陰のど真ん中でへちゃーとつぶれてたのだ。だらんとした靴下模様の右手(右前足か)がバテっぷりを表現しております。

 人が近づいても「暑くて相手するのめんどくせー」ってハチワレなおでこに書いてありました。そんな感じ。

 この猫を撮ってたら、見知らぬおっさんが「あっちにもいるよ」と指さしている。ふと目をやると、フェンスの向こうの建物の角にもっとバテてる猫発見。こっちの猫は多少人を警戒して、フェンスの向こうにいた。

壁ぎわで頭をはみ出させて暑さを凌ぎつつお昼寝中。日が暮れて涼しくなってきたら活動するための準備中です。にしても完全に寝てますな(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)
壁ぎわで頭をはみ出させて暑さを凌ぎつつお昼寝中。日が暮れて涼しくなってきたら活動するための準備中です。にしても完全に寝てますな(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 頭が砂利の上にはみ出てるところがまた夏バテっぽい。あの石の感触が気持ちいいんだろうなあ。日が暮れるまではそっとしといてくれといってるようなので声もかけずにそっと撮るだけにする。

 真夏の暑い中のお昼寝はなんだかんだいって気持ちよかったなあと、扇風機の前で昼寝してた子ども時代を思い出す次第。

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