どこへ行くにでもカバンに入れて持ち運ぶ、という種類のものではなくなったが、自社内の会議室その他に持ち込むという用途であれば“神機”と呼んでかまわない充実の性能だろう。部署ごとに1台というフレーズはQ7にふさわしい
ちょっと大きくなったが相変わらずグレイト
これまでのQUMIシリーズは、コンパクトでありながら、性能の高さがウリだった。その点で見ると、Q7は、その特徴を潔く捨ててしまった形だが、通常は重量2.2kg前後を軽量プロジェクターと呼ぶことを鑑みれば、約1.4kgにもかかわらずモバイルプロジェクターとしてのスペックアップだけでなく、エンタメにも応えるにまで昇華できている。
プレゼン方面でみると、800ルーメン化、投影サイズ拡大化、MHL対応でのスマホ・タブレット直接投影の3つは特筆すべきものだろう。それでいて、オフィス内での可搬性はしっかりと確保されているし、付属のキャリングケースを使えば社外への運搬も楽勝だ。
そういった点を見ていくと、QUMI Q7は、これまでのシリーズとは別の路線を大きく開拓していける性能を有したステキなプロジェクターだといえる。
QUMI Q7×タブレット端末は新しいエンタメスタイルじゃないかな……と試してみたところ。アニメ系の発色も十分なのでプレイはとても捗るし、やはりデカイ画面はいい
| 「QUMI Q7」仕様一覧 | |
|---|---|
| 明るさ | 800ルーメン |
| ネイティブ解像度 | WXGA（1280×800） |
| 最大入力解像度 | UXGA（1600×1200） |
| コントラスト比 | 3万:1（Full On/Full Off） |
| 光源寿命と光源タイプ | 3万時間、LED |
| 投射比 | 1.30-1.43:1（距離/幅） |
| 画像サイズ | 30～107インチ |
| 投射距離 | 80～300cm |
| ズーム比 | 1.1 |
| アスペクト比 | 16:10（標準）、4:3、16:9 |
| オフセット | 102.50％ |
| 垂直台形歪み補正 | ± 40° |
| 音声出力 | 2W×2Wステレオ |
| 入出力端子 | HDMI×2（うち1つMHL対応）、VGA、コンポジット、オーディオ入力（RCA）、オーディオ出力（ミニジャック）、USB |
| サイズ | 横238×縦180×高さ40mm |
| 重さ | 約1.4kg |
| ファンノイズ（dB） | 35dB |
| 電源 | AC 100-240V、50/60Hz |
| 消費電力 | 最大141W、エコモード120W、待機時0.5W |
