柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第24回

SNSをまとめて管理、ソーシャルアプリの決定版「usaggr」を徹底解説

複数のSNSに同時に投稿する

　「usaggr」から投稿してみよう。画面右上の投稿ボタンをタップし、文章を入力したり写真を指定する。公式アプリとほとんど同じUIなので迷うことはないだろう。投稿先はボタンで簡単にオンオフできる。もちろん、複数のSNSに同時投稿することも可能だ。

画面右上の投稿ボタンをタップする

投稿編集画面。写真を撮るならカメラをタップ、アルバムから選ぶならクリップアイコンをタップする

写真を添付し、文章を入力した。右上の飛行機のアイコンをタップすると投稿できる。現在はTwitterが選択されているが、ほかのSNSにも投稿するなら「f」「m」をタップする

3つのSNSに投稿する設定にした。Facebookの投稿範囲を変更するなら、地球のアイコンをタップする

プライバシー設定が表示されるので、投稿範囲を選択する

3つのSNSに同じ内容が投稿された

自分が投稿した発言をタップすると、ごみ箱アイコンが表示され、削除することができる

快適に「usaggr」を利用する

　「usaggr」でエラーになる場合は、まずアプリを最新にすること。Twitterの仕様変更が原因かもしれない。また、本体の時計が10分以上ずれていてもエラーになる。日時を正確に合わせるか、自動設定にしておこう。Facebookにログインするなら、iOSの機能制限でSafariをオフにしないこと。これらに注意すれば、初期設定でつまづくことはないだろう。

　Facebookやmixiのグループ機能には対応していないが、Twitterのリスト機能は利用できる。Twitterのタイムラインを開き、左上のリストアイコンをタップしよう。

Twitterのリストも閲覧できる

　メイン画面の右下にあるツールアイコンをタップすると設定画面が開く。各種SNSのアカウント設定や表示に関する設定が行なえる。後で読むサービスの「Pocket」のアカウントはここで設定する。Twitterをタップすると、表示するアカウントを切り替えることも可能。

設定画面。Twitterの非公式リツイートの書式も選べる

　「usaggr」には、通知機能がない。ヘルプでは、どうしても通知して欲しいなら、通知アプリの「Boxcar」を利用することを推奨している。とはいえ、Boxcarはmixiには対応していないし、Twitterも仕様変更に対応していないようなので、事実上Facebookのみ。それぞれの公式アプリをインストールし、通知だけ受け取るようにするといいだろう。

　以上が、「usaggr」の説明書となる。定番SNSをまとめて利用できるのは便利このうえない。複数SNSに同じ内容を投稿している人は大幅に手間を省ける。ざっと閲覧し、片っ端からいいね！を付けるといった使い方にも最適だ。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」（翔泳社）「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。