このページの本文へ

片手で持てちゃうサイズのスゴいPC「NUC」を知ってるか!? 第1回

ベアボーンキットに3つのパーツを組み込むだけのお手軽設計

手のひらサイズのPCがわずか5分で完成する「NUC」

2013年09月04日 12時00分更新

文● 三田沢カケル 写真●篠原孝志

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

パーツ選択の注意点

つぎに組み立て用のパーツ類を確認しておこう。最低限、必須となるパーツは以下の通り。

  1. NUCベアボーンキット(マザーボードとケースで別々に購入も可能)
  2. メモリー(SO-DIMM、DDR3-1600、最大8GBx2枚まで搭載可)
  3. mSATA SSD(6Gbpsの転送速度に対応)
  4. 3ピン メガネ型ケーブル電源ケーブル

 チップセットはIntel QS77 Expressなので、接続できるモジュールはノートパソコン用のものになる。その点にだけは注意してほしい。メモリーはSODIMM、SSDはmSATAの製品が必要だ。特にmSATAのSSDはまだ認知度が低く、ショップ等で購入する際は事前によく確かめたほうがよい。間違えて2.5インチのSSDを購入すると大惨事となることもありえる。

 もうひとつ重要なのが、付属のACアダプターとコンセントを繋ぐ3ピンタイプの電源ケーブル、いわゆる3ピン メガネ型ケーブルである。インテルから発売されているベアボーンには付属しておらず、自分で別途購入しなければならないので注意されたし。

ベアボーンに組み込むパーツはmSATAのSSDとメモリーのみでオーケー。ほかに電源ケーブルと光学ドライブがあれば、必要な物は一式そろう

アダプターとの接続には3ピンタイプのメガネ型ケーブルを使用する

 参考までに、インテル製のベアボーンキットに、128GBのmSATA SSD、4GBx2枚のメモリーを搭載した基本的なマシン構成の総額を下に掲載しておく。

今回試用したマシンの主なパーツ構成
種別 メーカー 製品 実売価格
ベアボーン インテル Intel DC33217IYE 約3万6000円
メモリー インテル CFD W3N1600Q-4G
[SODIMM DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組
約1万6500円
SSD インテル Intel mSATA 525
Series SSDMCEAC120B301
約7500円
電源ケーブル ノーブランド 3ピン メガネ型ケーブル(ノーブランド) 約1000円

DC33217IYEは、背面に電源接続用のコネクター、USB2.0端子を2基、HDMI端子、Thunderbolt端子を搭載。前面にはUSB2.0端子を1基搭載する

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン