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高性能GPU内蔵だからゲームも快適

Richland「A10-6800K」の高いグラフィックス性能は小型ゲームPCの自作に最適!

2013年08月20日 17時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、ASCII.jp編集部 写真●篠原孝志(パシャ)

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さてゲーミング性能はどうだろう?

 ここからは各種ベンチマークや消費電力のチェックを見ていこう。また比較対象として、先述の構成からCPUをIntel「Core i5-4670K」に、マザーボードをASRock「Z87M OC FORMULA」に変更して、同様のチェックを行なった。

 OS側のセッティングは電源管理をバランスに設定、BIOSは8月15日時点で最新のもの、オンボードで使用しない機能はすべてDisable。今回の場合であればLANとSATAをDisableした形だ。また出力先は、1920×1080ドットのディスプレーである。

テスト環境
プロセッサー A10-6800K(4.1GHz) Core i5-4670K(3.4GHz)
マザーボード ASRock FM2A85M-ITM ASRock Z87M OC FORMULA
チップセット AMD A85X Intel Z87
メモリー Corsair CMD8GX3M2A2800C12
ストレージ ASUS RAIDR EXPRESS PX2-240GB
OS Windows 8 Pro (64bit)
グラフィックドライバー なし
スペック表
A10-6800K Core i5-4670K
CPUコア数 4 4
クロック周波数 4.1GHz 3.4GHz
ターボ時クロック 4.4GHz 3.8GHz
キャッシュ搭載量 4MB 6MB
搭載GPU Radeon HD 8670D Intel HD Graphics 4600
SP数/EU数 384 20
GPUクロック 844MHz 1200MHz
TDP 100w 84w
実売価格 1万6000円 2万4000円

GPU分を考えれば、十分納得のいくRichlandの消費電力

 消費電力からチェックしていく。計測方法は、起動完了から20分放置した状態のアイドル時、3DMarkのCloudGate実行時、CrystalDiskMark実行時の3種類で、ワットチェッカーの値を参照している。結果は以下のグラフの通りで、Haswellらしく、Core i5-4670Kの低消費電力の傾向がよく出ている。といっても、ゲーミング以外では極端な差は生じにくい。A10-6800KはGPU分多いといった印象である。

消費電力はCore i5-4670Kが有利

 起動から20分経過した場合を見てみると、A10-6800Kは56.5W、Core i5-4670Kは41.7W。CloudGate実行時は、A10-6800Kは125/180W(最小/最大)、Core i5-4670Kは76.2/100W(最小/最大)。さて、CrystalDiskMarkのみの場合。先のCloudGateではグラフィックスを使用するため、もちろん、消費電力は高くなる。単純にCPUだけであろう場合はどうだろうかというわけだ。

 最小は低いのだが、最大は大きな差が出ているが、それはRead/Write用のデータ生成時の結果といってもいい。その中間くらいがあまり負荷がかからない操作の消費電力として目安にしてもらいたい。そうすると、ブラウザーゲームのタイトルによっては、消費電力80~90W台に留まりそうだ。

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