ミュージシャンでも何でもない人間ですが、
メトロノームは楽器演奏者の強い味方だと思う
いつもはミュージシャンの方が記事を担当する音楽アプリ部だが、今回は編集部の新人である自分に突然お鉢が回ってきた。何でまた……と思ったのだが、「お前もバンドをやっているそうではないか」とのこと。
確かに、自分もギターとウクレレの演奏が趣味であり、特にギターはFコードを素早く押さえられるぐらいの腕前である。友人とスタジオに入っては、「お前は弾かないで見ててくれればいいから」と言われたりもする。要するに、下手の横好きである。
つまり、バンドをやっていて、iPhoneを持っているんだから、お前も何か音楽アプリを使っているんだろ……ということで選ばれたらしい。しかし自分は、ミュージシャンでもなければ、iPhoneアプリの専門家でもない。こんな人間でもオススメできる音楽アプリは何かあるか、と考えて思いついたのが「Metronome PRO」だった。
Metronome PRO | |||
---|---|---|---|
価格 | 250円 | 作者 | KatokichiSoft |
バージョン | 3.2.3 | ファイル容量 | 3.1 MB |
カテゴリー | ミュージック | 評価 | (4) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.0以降 |
ここで、「なぜメトロノームなのか?」と思う方もいるかもしれない。しかし、自分のようなバンド初心者には意外と欠かせないものなのだ。たとえばギターなら、メトロノームに合わせて、一定のテンポで運指やピッキングの練習をするのが上達の近道。
曲を覚えるときも、最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々に原曲に合わせていく……というときに、メトロノームでテンポを把握することはとても大事である。むしろ、初心者にこそメトロノームは必要なのだと自分は考えている。もちろん、上級者の人でも使いどころは多いだろうし、ピアノやヴァイオリンなどでクラシック音楽をたしなむ人なら、その重要性はなおのことだろう。
メトロノームアプリとして
「Metronome PRO」を推したい3つの理由
さて、今回の主役、Metronome PROである。名前の通りiPhoneで使えるメトロノームアプリなのだが、これをオススメする理由は3つある。
「Metronome PRO」をオススメする3つの理由
1:手軽に持ち運べる
2:機能が充実している
3:バックグラウンド再生に対応している
「1:手軽に持ち運べる」については、細かく説明するまでもないだろう。メトロノームより、iPhoneの方が薄くて軽い。iPhoneをいつも持ち歩いているなら、わざわざメトロノームをカバンの中に入れる必要がない。楽器を運ぶときは、エフェクターだの譜面だの、荷物は増えるわけで、余計なものを持ち歩かないに越したことはない。アプリならではの手軽さが魅力の一つなのだ。
次ページでは残り2つの理由を、アプリの使い心地に焦点を当てて解説していく。
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