今回のことば
「Windows 8.1の発売記念イベントを、100%やりたいと思っている」(日本マイクロソフト・樋口泰行社長)
最初より改善で評価が高まってきたWindowsだが──
Windows 8のアップデート版であるWindows 8.1のRTM(release to manufacturing)が、今月末(2013年8月末)にもOEMベンダーに対して提供されることになる。
それによって、Windows 8.1を搭載したPCやタブレットの製品化が一気に進むことになる。
Windows 8.1は、2012年10月に発売したWindows 8のアップデート版と位置づけられる新OSで、タッチ操作環境の強化やモバイル環境での利用に適した機能を強化しているのが特徴。新たに約5000のAPI(アプリケーションインターフェース)を追加。これを利用することで、様々な機能を持ったアプリケーションを、全世界のソフトウェアエンジニアが開発できるようになるという。
米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが「ラピッド・リリース」と表現したように、Windowsとしては、発売からわずか1年でのアップデートという異例ともいえる短期間での機能強化。「ユーザーの声を聞いて、改良を加えた」というように、Windows 8で不評だった「スタート」ボタン機能を復活させるといった改良を加えている。
すでに、Windows 8.1のプレビュー版を日本時間の6月27日から公開。RTM版の出荷によって、計画通りに開発が進展していることが裏付けられる。
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